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阿波国(あわのくに)

作成日:2023/3/14

阿波国(あわのくに)/ 阿州(あしゅう) 現在の徳島県。

南海道の一国。 国力区分は上国、 遠近区分は中国

古代、現在の徳島県の北の地域は粟の生産地だったために粟国、 南の地域は長国と呼ばれていた。
『古語拾遺』によれば、 神武東征において忌部氏を率いて、 木国の材木を採取し畝傍山の麓に橿原宮を造営した天富命が、 肥沃な土地を求め当地の開拓をし、 穀・麻種を植えたという。
のち、律令制において長国造の領域を含め令制国としての粟国が成立した。
西暦713年和銅6年)、 元明天皇による好字令で、 地名を二字で表記するため「粟」は「阿波」に変更された。

赤:阿波国 緑:南海道。(Wikipediaのsvgファイルへリンク)
沿革