小窓
明治時代(めいじじだい)

作成日:2019/10/8

明治時代を、「明治」の元号下にあった時代であると定義すると、 発布した西暦1868年10月23日(明治元年9月8日)から、 明治天皇崩御した西暦1912年明治45年)7月30日までの期間を指す。
日本の元号の中では昭和に次いで2番目の長さであり、 「一世一元の制」における最初の元号であるが、 明治天皇西暦1867年2月13日(慶応3年1月9日)に践祚しその1年8か月後に「一世一元の詔」を発布して改元された為、 明治天皇の在位期間とは最初の1年8か月が一致しない。
日本史の時代区分上では、 元号が明治であった期間を明治時代という。 時代区分名は江戸時代(最後の元号:慶応)までは中央政権の所在地に基づく名称で呼ばれているが、 明治以降は一世一元の制により、 元号に基づく名称となっている。

年表

西暦1853年嘉永6年3年)
7月8日(旧暦6月3日) 黒船来航。 ペリーが率いるアメリカ海軍艦隊の来航を幕末の始期とする見方が一般的である。
西暦1867年慶応2年)
1月10日(12月5日)徳川慶喜が第15代征夷大将軍に就任。
1月30日(12月25日)孝明天皇 崩御(発表:慶応2年12月29日)。
西暦1867年慶応3年)
2月13日(1月9日)睦仁親王 践祚明治天皇)。
10月3日(10月8日)土佐藩の前藩主山内豊信(とよしげ。容堂)は、 15代将軍徳川慶喜に、幕府が朝廷に政権を返上する大政奉還を進言した。
10月29日(10月3日)土佐藩が徳川慶喜へ建白書(大政奉還)を提出。
11月9日(10月14日)
  • 将軍・徳川慶喜が明治天皇へ政権返上を奏上
    幕末の終わりには諸説あるが、
    この将軍・徳川慶喜が明治天皇へ政権返上を奏上した、 西暦1867年11月9日(慶応3年旧暦10月14日)がその説のひとつである。
  • 薩摩藩と長州藩に討幕の密勅が下される
11月10日(10月15日)明治天皇が政権返上を勅許。後世、これを大政奉還と呼んでいる。
11月16日(10月21日)
  • 徳川慶喜が大政奉還を布告。
  • 討幕の密勅が撤回される。
11月19日(10月24日)徳川慶喜が征夷大将軍を辞す。
12月10日(11月15日)坂本龍馬・中岡慎太郎暗殺される(近江屋事件)。
西暦1868年慶応3年)
1月3日(12月9日)
  • 明治天皇より勅令「王政復古の大号令」が発せられた。
  • 大号令発布の後「小御所会議」が行われた。
1月17日(12月23日)江戸城二の丸が焼失
西暦1868年慶応4年)
1月27日(1月3日)鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が始まる。(終結:西暦1869年6月27日
2月4日(4年1月11日)神戸事件発生
3月8日(2月15日)堺事件発生
3月16日(2月23日)太政官日誌創刊
3月23日(年2月30日)パークス英公使暗殺未遂
4月6日(4年3月14日)明治天皇が五箇条の御誓文を発する。
4月         土佐藩が城下の新市町にて、藩史上初めて浄瑠璃芝居の興業許可を出す。
5月3日(4月11日)戊辰戦争: 江戸城無血開城
幕末の終わりには諸説あるが、
この江戸城無血開城の西暦1868年11月9日(慶応4年4月11日)も、 その説のひとつである。
6月11日(閏4月21日)政体書発布
7月4日(5月15日)太政官札発行
9月3日(7月17日)江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書
10月23日(9月8日)「一世一元の詔」発布により、 慶応から明治に改元。
【参考】
明治維新、神仏分離令、7月江戸は東京と改称、鎮将府が置かれ、江戸府は東京府となった。
東京行幸(9月20日発駕?10月12日東京着)、京都還幸(11月)。
この年、現在の長野・栃木などの諸県で農民騒擾
西暦1868年明治元年)
11月1日(9月17日)観音埼燈台着工(西暦1949年に灯台記念日と制定)
11月26日(10月13日)東幸: 明治天皇が東京入りして江戸城を皇居と治定し東京城と改称
12月19日(明治元年11月6日) - 東幸: 東幸を祝し明治天皇が東京府民に酒約三千樽を下賜(天盃頂戴)
西暦1869年明治元年)
1月27日(12月15日)旧幕府軍が「蝦夷共和国」を樹立。
西暦1869年明治2年)
2月11日(1月1日)観音埼燈台(日本初の西洋式灯台)が初点灯。
2月19日(1月9日)蝦夷松前藩、第14代藩主松前修広が襲封
2月23日(1月13日)小菅県が設置される。
3月6日(1月24日)歌会始が復興。
3月19日(2月7日)日本で公議所が開所。
3月20日(2月8日)日本で、新聞紙の刊行が許可される。
3月21日(2月9日)品川県が設置される。
3月24日(2月12日)金座・銀座が廃止される。
3月25日(2月13日)東京府で朱引内市街地(開墾禁止)と朱引外郷村(開墾奨励)が設定される。
4月18日(3月7日)
  • 東京奠都のため、明治天皇が京都を出発。
  • 公議所が開所。
4月26日(3月15日)天文方および浅草・九段の天文台が廃止される。
5月9日(3月28日)東京奠都 :明治天皇が東京に到着。
6月27日(5月18日)箱館戦争が終結:戊辰戦争の終結(開始:西暦1868年1月27日
7月1日(5月22日)弾正台が設置される。
7月3日(5月24日)為替会社が設立される。
7月25日(6月17日)
  • 版籍奉還が成る。
  • 同日、華族制度が発足。
7月30日(6月22日)海軍操錬所(海軍兵学校の前身)が設立される。
8月15日(7月8日)
  • 明治政府が太政官制を導入(職員令により、民部省・大蔵省・兵部省・刑部省・宮内省・外務省の二官六省制を採用)。
    大蔵省は2001年(平成13年)の中央省庁再編により財務省となり、ほとんど現存しないが、
    外務省は現在も改称せずに現存。
  • 明治政府が開拓使を設置。
  • 大学校の設立。
9月20日(8月15日)蝦夷地を北海道と改称し、11国86郡を設置。
10月22日(9月18日)築地に海軍操練習所(海軍兵学校の前身)が設置される。
10月27日(9月23日)西園寺公望が私塾立命館を創設。
11月27日(10月24日)皇后が東京に到着(東京奠都)。
12月25日(11月23日)公衆電報の取り扱いが開始される(東京 - 横浜間)。
五稜郭の戦い- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
西暦1870年明治2年)
1月21日(12月20日)江藤新平暗殺未遂
1月26日(12月25日)東京・横浜間に電信開通
西暦1870年明治3年)
2月3日(1月3日)大教宣布の詔
2月27日(1月27日)日章旗が国旗となる(商船規則)
3月14日(2月13日)樺太開拓使設立
3月19日(2月18日)横浜・新橋間の鉄道着工(西暦1872年開業
5月15日(4月15日)玉川上水通船許可(水質汚濁が問題になり西暦1872年禁止
5月23日(4月23日)私塾立命館に閉鎖命令
5月24日(4月24日)種痘の全国実施を施行
6月11日(5月13日)庚午事変
7月8日(6月10日)樫野埼灯台点灯
8月24日(7月28日)日本は普仏戦争に対して局外中立を宣言(常備艦隊)
9月15日(8月20日)大坂・神戸間に電信開通
9月17日(8月22日)東京府下に中学校開設
9月21日(8月26日)英語塾(後のフェリス女学院)開校(メアリー・キダー)
月日はWikipedia(フェリス女学院中学校・高等学校)に掲載されていたもの。
何故かWikipedia(フェリス女学院大学)には、 年だけで月日は記載されていなかった。
和暦の月日は「9月17日(8月22日)」から算出したが、「9月26日(9月2日)」とは合わない。
9月26日(9月2日)築地ホテル館民間払下げ
10月13日(9月19日)苗字許可令(庶民苗字差許)
10月26日(10月2日)兵制統一布告(陸軍:フランス式、海軍:英国式)
太政官布告745号により陰陽道廃止
12月12日(閏10月20日)工部省設立(民部省より分離)
12月25日(11月4日)東京海軍所を海軍兵学寮、大坂兵学寮を陸軍兵学寮と改称
西暦1871年明治3年)
1月28日(12月8日)横浜毎日新聞発刊。
2月8日(12月19日)信濃で世直し一揆の中野騒動起こる
西暦1871年明治4年)
2月26日(1月8日)陸軍繰練場(日比谷練兵場)開場
2月27日(1月9日)広沢真臣参議が暗殺される
4月11日(2月22日)御親兵勅令
4月17日(2月28日)御親兵編成
4月20日(3月1日)東京・京都・大阪に郵便役所(現在の郵便局)を設置し業務を開始
4月 明治四年の戸籍法(壬申戸籍)【別サイト。別窓】
6月27日(5月10日)新貨条例制定(円・銭・厘の採用)
8月24日(7月9日)司法省設置
8月29日(7月14日)廃藩置県断行(3府72県となる)
9月2日(7月18日)湯島聖堂内に文部省設置
9月11日(7月27日)民部省廃止(大蔵省に吸収)
9月12日(7月28日)兵部省海軍部に水路局を設置(水路記念日)
9月13日(7月29日)
9月23日(8月9日)散髪脱刀令布告
10月2日(8月18日)東京鎮台設置
10月12日(8月28日)穢多非人の称廃止
10月22日(9月9日)東京府で午砲が始る
12月5日(10月23日)東京で邏卒を新置
12月6日(10月24日)東京・長崎間に電信が架設
12月8日(10月26日)スリエ曲馬団公演(サーカスの日)
12月8日(11月8日)台湾に漂着した琉球島民54人が現地人に殺害される宮古島島民遭難事件Wikiが起こる(日本政府は西暦1874年(明治7年)、台湾出兵を行った
12月10日(10月28日)普化宗を廃止
12月21日(11月10日)東京招魂社に燈台が設置
12月23日(11月12日)岩倉具視ら107名が欧米に派遣される(岩倉使節団)
12月25日(11月14日)新橋停車場完成(リチャード・ブリジェンス設計)
 この年  :現在の岡山・島根などの諸県で旧藩主の東京移住に反対して騒擾
西暦1872年明治4年)
1月1日(天保歴:明治4年11月21日)- 12月31日(天保歴:明治5年12月2日)
1月2日(11月22日)府県廃合を完了(3府72県)[要出典]
1月7日(11月27日)県治条例制定(交番設置記念日)[要出典]
1月11日(12月2日)学制取調掛を任命(箕作麟祥ら11名)同年9月4日(年8月2日)発布
1月15日(12月6日)岩倉使節団: 米国サンフランシスコ着
2月4日(12月26日)東京裁判所設置(日本最初の裁判所)
西暦1872年明治5年)
3月7日(1月28日)赤坂溜池に渡船設置を許可
3月8日(1月29日)初の全国戸籍調査実施(総人口3311万825人)
3月10日(2月2日)横浜公会(後の日本基督公会)設立(日本最初のプロテスタント教会)
3月14日(2月6日)浜田地震(M7.1、死者約550名)
3月23日(2月15日)田畑永代売買禁止令(土地永代売買の禁)廃止
3月29日(2月21日)東京日日新聞創刊(条野伝平ら)
4月3日(2月26日)銀座大火。兵部省より出火し銀座・京橋・築地大火(焼失2926戸、築地精養軒ホテル、築地ホテル館全焼、銀座煉瓦街由来)
4月5日(2月28日)陸軍省・海軍省設置(兵部省廃止)
4月8日(3月1日)東京府内で郵便施行(5月に全国拡大)
4月16日(3月9日)近衛條令制定(御親兵改組)
4月17日(3月10日)
  • 文部省博覧会開幕(東京初の博覧会)- 同年6月5日(4月30日)
  • 文部省博物館設立
4月19日(3月12日)鎮台條令制定
4月21日(3月14日)教部省設置(神祇省廃止)
4月23日(3月23日)赤坂離宮設置
5月6日(3月29日)東京城を皇居と治定: これより京都行きは還幸ではなく行幸となる
5月8日(4月2日)
  • 書籍館開館(昌平坂学問所跡地、日本初の公共図書館)
  • いろは組(町火消)廃止
5月10日(4月4日)新潟で世直し一揆の悌輔騒動起こる
5月15日(4月9日) - 戸長・副戸長設置(庄屋・名主・年寄廃止)
5月21日(4月15日)玉川上水通船禁止。西暦1870年5月15日着工
5月26日(4月20日)人力車渡世心得規則制定
5月31日(4月25日)太政官布告第133号が出され、僧侶の肉食・妻帯・蓄髪が許可される
6月3日(4月28日)教部省が三條教憲を発令
6月9日(5月4日)ラムネの製造を許可
6月12日(5月7日)品川 - 横浜(後の桜木町)間で鉄道仮営業開始。品川駅・横浜駅(初代)開業
6月23日(5月18日)取締組を邏卒と改称
6月29日(年5月24日)湊川神社創建(もと楠社)
6月30日(5月25日)大久保一翁が東京府知事となる
7月1日(年5月26日)全国に郵便施行
7月4日(5月29日)師範学校設置(湯島聖堂内)
7月10日(6月5日)川崎駅・神奈川駅(現存せず)開業
7月15日(明治5年6月10日) - 郵便報知新聞(後の報知新聞)創刊(前嶋密ら)
8月2日(6月25日)自葬(神官・僧侶に依頼しない葬儀)を禁止
8月6日(7月3日)岩倉使節団: 米国ボストン発
8月30日(7月27日)マリア・ルス号事件の判決下り、清国人奴隷の解放を命ず
壬申戸籍簿作成
9月4日(年8月2日)学制発布(西暦1879年9月29日学生廃止
9月20日(8月18日)横浜で第1回宣教師会議開催(新約聖書の共同翻訳を計画)
10月14日(9月12日)
  • 新橋(後の汐留) - 横浜間で日本初の鉄道正式開業(鉄道の日)。西暦1970年3月19日着工
10月14日(9月12日)。翌日より運輸開始。新橋駅(初代)・鶴見駅開業
10月31日(9月29日)横浜で日本初のガス灯が点灯
11月2日(10月2日)芸娼妓解放令(人身売買禁止)
11月4日(10月4日)富岡製糸場操業開始
11月11日(10月11日)守田座が猿若町より新富町へ移転開場
11月28日(10月28日)運上所を税関と改称(税関の日)
内藤新宿動植物試験場(後の新宿御苑)設置
12月3日(11月3日)日本国郵便蒸汽船会社設立(半官半民)
12月5日(11月5日)岩倉使節団: ヴィクトリア女王に謁見
12月8日(11月8日)違式詿違条例東京府(同13日施工)。西暦1973年7月19日より各地方違式詿違条例が制定され、各地方にも交付・施工された。
12月9日(11月9日)改暦ノ詔書並太陽暦頒布(太政官布告第337号)グレゴリオ暦導入を布告 ⇒ 全文【別サイト・別窓】
12月15日(11月15日)
  • 国立銀行条例制定
  • 神武天皇即位紀元制定(西暦1873年元旦実施)
12月16日(11月16日)岩倉使節団: 英国ロンドン発
12月26日(11月26日)鎧橋完成(日本橋小網町)
12月28日(11月28日)
  • 徴兵の詔(徴兵令)
  • 石鐵県死刑囚蘇生事件
12月31日(明治5年12月2日)大晦日(翌日を明治6年1月1日とした)
日本の暦法が翌日に旧暦(太陽太陰暦、天保暦)から新暦(太陽暦、グレゴリオ暦)へ切り替えられるのに伴い、
日本の公式な暦においては、この日は28日早い大晦日となり、
本来大の月(30日)であった明治5年12月は2日しかなくなり、
12月3日から12月30日までが消滅する形となった。
琉球藩設置、琉球国王の実質的廃位。
西暦1873年明治6年)
  1月  1日(明治6年1月1日)「12月9日(11月9日)改暦ノ詔書並太陽暦頒布」により、本日より和暦(新暦)と西暦(グレゴリオ暦)の月日が同じになる
  1月  9日 仙台・東京・名古屋・大阪・広島・熊本の6管区鎮台制となる(1888年に師団制に改称)
  1月10日 徴兵令施行。以後、現役兵の入営日となる
  1月14日 廃城令が公布
  1月15日
  • 公園設置令布告
  • 東京師範学校附属小学校(現在の筑波大学附属小学校)設立(学制に基づく日本初の小学校)
  1月22日 華族・士族・平民間の養子縁組を許可
  2月  4日 東京市養育院落成(護国院内)
  2月  7日 復讐厳禁(仇討禁止令)布告
  2月27日 外務大臣副島種臣、特命全権公使として清国北京訪問(7月26日帰国)
  3月14日 外国人との婚姻に関する規則公布(太政官布告第103号内外人民婚姻条規)
  3月25日 五公園を決定(上野・浅草・深川・飛鳥山・芝)
  4月  1日 郵便料金が全国均一となる(書状は市内1銭・市外2銭)
  4月30日 日清修好条規発効。締結:西暦1871年9月13日(明治4年7月29日)
  5月  1日 ウィーン万国博覧会開幕 ( - 10月31日),日本が初めて公式参加
  5月  5日 皇居炎上。天皇皇后、赤坂離宮(元紀州徳川家中屋敷)へ避難
  5月  9日 銀座煉瓦街一部竣工
  5月15日 東京市内の牛豚牧畜を禁止
  5月31日 日本橋改架竣工
  6月10日 目安箱廃止
  6月15日
  • 千葉県成立(印旛県と木更津県が統合)
  • 宇都宮県と栃木県の統合により後の栃木県の県域がほぼ確定
  6月16日 福岡県で明治新政府に抗議する筑前竹槍一揆勃発
  6月24日 集議院廃止
  7月10日 小塚原刑場廃止
  7月18日 火葬禁止令公布(西暦1875年5月23日に廃止となった)
  7月20日 第一国立銀行設立
  7月26日 両国の花火が復活
  7月28日 地租改正法公布
  9月13日 岩倉使節団帰朝
10月14日 祝祭日休暇制定(年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム)
10月25日 明治六年政変(征韓論政変)
11月  1日 萬世橋竣工
11月  4日 東京外国語学校設立(開成学校より独立)
11月10日 内務省設置
12月  1日 郵便葉書発売(市内用5厘・全国用1銭)
神武天皇の即位日を2月11日に改めて、紀元節を制定する。
地租改正。
征韓論問題(明治六年政変:西郷隆盛・板垣退助等が下野)。
高知県で初の遊女屋である「青山」が稲荷新地の西端で営業を始める
高知県で初の洋物商が、井上俊三によって高知市農人町に開業する
西暦1874年明治7年)
  1月  1日 増上寺が焼失
  1月14日 - 右大臣岩倉具視暗殺未遂(喰違の変)
  1月15日 東京警視庁設置
  1月17日 民選議院設立建白書提出(板垣退助・後藤象二郎ら)
  1月20日 六郷川渡橋開通
  1月23日 軍旗親授式
  1月28日 青山御所(後の赤坂迎賓館)設置
  2月  1日 佐賀の乱(江藤新平ら)
  2月  2日 銀座煉瓦街の欧風道路が完成
  2月  3日 米国聖公会 のウィリアムズ主教によって私塾・立教学校が開かれる(後の立教大学)
  2月     浅草橋竣工
  3月13日 女子師範学校(後のお茶の水女子大学)設置(翌年開校)
  4月  2日 明六雑誌創刊
  4月10日 立志社設立(板垣退助ら)
  4月13日 江藤新平斬首刑
  5月11日 東海道本線の大阪-神戸駅間が仮開業
  5月22日 台湾出兵(征台の役)。西暦1871年の宮古島島民遭難事件に起因
  6月  8日 ニコライ堂主教館竣工
  6月23日 北海道屯田兵制度創設
  6月27日 - 三田演説会発会
  7月3日 三宅島噴火(死者1名)
  7月28日 華族会館開館式
  7月31日 浅草文庫(後の帝国図書館)開館(書籍館を移転)
  8月  5日 郵便貯金開始
  8月11日 函館ドイツ領事殺害事件。排外思想の元秋田藩士・田崎秀親(22才)が函館在勤ドイツ代弁領事ルードヴィッヒ・ハーバーを斬殺、自首した田崎は斬刑に処せられた。
  8月18日 医制発布
  8月     浅草雷門・新橋間に二階建馬車が運行(千里軒)
  9月  9日 二階建馬車禁止令
  9月22日 電信条例布告
  9月24日 朝野新聞創刊(公文通誌改題)
10月  6日 厩橋竣工
10月  9日 万国郵便連合設立
10月11日 新橋駅で脱線事故(日本初の鉄道事故)
10月13日 会計年度改正(来る12月より7月 - 6月制に移行)
10月30日 屯田兵例則制定
11月  2日 讀賣新聞創刊
11月15日 犬吠埼灯台点灯
11月16日 女子小学校(青山学院の源流の一つ)開校
11月20日 小野組閉店
11月26日 新島襄がアメリカから帰国
12月  9日 地球上からの金星の太陽面通過が起こった
12月19日 島田組閉店
12月24日 東京英語学校設置(開成学校英語部が分離独立)
佐賀の乱。
この年、秋田・高知などの諸県で地租改正反対などの農民騒擾約21件。
西暦1875年明治8年)
  2月11日 大阪会議(大久保利通・木戸孝允・板垣退助らが大阪府に集い、今後の政府の方針(立憲政治の樹立)および参議就任等の案件について協議した会議)
  2月13日 平民の称姓布告。
  2月22日 愛国社結成
  4月14日 立憲政体の詔書(漸次立憲政体樹立の詔勅)を下し、左院・右院を廃し元老院・大審院・地方官会議を設置
  5月  7日 樺太・千島交換条約
  5月20日 メートル条約締結(世界計量記念日)
  5月23日 火葬禁止令廃止(西暦1873年7月18日に交付された)
  6月  1日 東京気象台設置
  6月20日 第1回地方官会議開く。
  6月28日 太政官が新聞紙条例・讒謗律を布告
  7月  3日 法制局設置
  7月  5日 元老院開院
  7月11日 田中久重が田中製造所(のちの芝浦製作所)を設立
  8月  5日 度量衡取締条例布告(尺貫法を統一)
  8月12日 芝浜崎町に皇宮地を設置(浜離宮)
  9月20日 江華島事件
11月29日 同志社英学校(後の同志社大学)開校
12月16日 抄紙会社(のちの王子製紙)が開業(紙の記念日)
12月25日 周防灘で海難事故,大阪丸(海軍省)と名古屋丸(三菱会社)が衝突し、大阪丸が沈没(死者25名)
9月30日、江華島事件起こる。この年、福岡・島根などで農民騒擾約15件。大阪会議、秩禄処分、国立銀行条例。
この年、福岡・島根などで農民騒擾約15件。
秩禄処分、
国立銀行条例。
西暦1876年明治9年)
  1月  2日 三菱系企業で日本初のボーナス支給
  1月13日 東京でマイナス9.2度を記録
  1月30日 花岡山で熊本バンドの若者らが奉教趣意書に署名
  2月20日 大阪日報(後の大阪毎日新聞)創刊
  2月22日 代言人規則布達
  2月27日 日朝修好条規調印
  3月12日 官庁を日曜休暇・土曜半休とする太政官達公布(施行4月)
  3月17日 夫婦別姓とする太政官指令が通達される(1898年の民法制定まで)
  3月21日 水交社設立
  3月28日 廃刀令発布
  4月  2日 日本初の連休開始(2日が日曜,翌3日が神武天皇祭)
  4月18日 新川県が石川県に編入
  4月18日 奈良県が堺県に編入
  5月  9日 上野公園開園式
  5月18日 天然痘予防規則布達
  5月25日 青森県二戸郡・宮城県気仙郡が岩手県に移管され、現在の岩手県・青森県の県域が確定
  6月  2日 明治天皇が北海道・東北地方巡幸に出発( - 7月20日)
  6月  6日 ベルツ医師来日(1905年6月まで29年間)
  6月12日 大森駅開業
  6月    松本市にあった筑摩県庁が火災で焼失
  7月  1日 三井銀行(日本初の私立銀行)、旧三井物産開業
  7月20日 明治天皇が巡幸より灯台視察船「明治丸」で横浜港に帰還(海の記念日の由来)
  7月    クラーク博士来日( - 翌年5月まで8ヶ月間)
  8月  1日 国立銀行条例改正 (不換紙幣の発行を認可)
  8月  5日 金禄公債証書発行条例公布(秩禄処分)
  8月14日 札幌学校が札幌農学校に改称され、現在の北海道大学の創基となる(正式改称9月9日)
  8月29日 高橋お伝逮捕される(西暦1879年1月31日斬首刑
  9月23日 北海道開拓使札幌麦酒醸造所設立
10月10日 一里塚廃毀令公布
10月24日 神風連の乱
10月27日 秋月の乱
10月28日 萩の乱
11月16日 東京女子師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学附属幼稚園)開園(日本初の幼稚園)
12月  2日 中外物価新報(後の中外商業新報、日本経済新聞)
12月19日 三重県で地租改正反対一揆(伊勢暴動)
日朝修好条規(江華条約)
筑摩県以下の14県を廃合(3府35県)
神風連の乱・秋月の乱・萩の乱・思案橋事件起こる。
茨城県農民一揆・伊勢暴動(三重県農民一揆)、愛知県・岐阜県・堺県下へも波及。
この年、鳥取・長野などの諸府県で主に地租・地価改定を巡り農民騒動約26件。
小笠原諸島を日本の領有とする。
西暦1877年明治10年)
  2月  6日 東海道本線大阪 - 京都間開通開業
  2月15日 西南戦争( - 9月24日、西郷隆盛自刃)
  2月19日 毒薬劇薬取締規則施行
  3月  4日 西南戦争: 田原坂の戦い( - 3月20日)
  3月24日 團團珍聞創刊
  4月12日 東京大学(旧制)設立(開成学校と東京医学校を合併、近代的な高等教育機関として日本初の大学)
  5月  1日 博愛社(後の日本赤十字社)設立
  5月    クラーク博士離日
  6月29日 日本が万国郵便連合に加盟
  8月21日 第1回内国勧業博覧会開催(上野公園 - 11月30日)
  9月16日 モースが、初めての大森貝塚の調査を学生たちと開始した
  9月24日 西南戦争で城山の戦いが起こった
10月  1日 東海道線住吉駅-西ノ宮駅(現・西宮駅)間で列車が正面衝突し、乗務員3人が死亡。日本初の鉄道死亡事故
10月  8日 東京一致神学校(後の明治学院大学)開校
10月10日 三島中洲が漢学塾二松學舍を創立
10月17日 学習院開業式
10月 日本各地でコレラが流行し始める(1879年まで)
11月13日 西南戦役戦死者招魂祭(招魂社)
12月28日 壱円紙幣発行(不換紙幣)
12月 大森貝塚遺物の天覧が実現
地租を100分の2.5へ軽減
2月28日、熊本県民3000人暴動。
  8月    コレラ、長崎・横浜に発生(?10、全国に流行)。
この年、熊本をはじめ諸県で農民騒動約47件。
西暦1878年明治11年)
  1月11日 伊豆諸島を静岡県から東京府へ移管
  1月11日 札幌丘珠事件(-18日)
  1月24日 駒場農学校開校(新宿農事修学場より移転改称)
  2月  2日 東京市で竹馬を禁止
  3月  1日 昌平橋鉄橋開通(日本初のアスファルト舗装)
  3月12日 東京商法会議所(後の東京商工会議所)設立
  3月25日 電信中央局開業式(木挽町)
  5月14日 紀尾井坂の変(大久保利通暗殺)
  5月15日 東京株式取引所設立(開業6月1日)
  5月24日 京都盲唖院(後の京都府立盲学校・京都府立聾学校)開校(日本初の盲唖院)
  5月28日 新富座新築落成
  6月10日 陸軍士官学校新築開校式(市ヶ谷台)
  6月17日 大阪株式取引所設立(開業7月19日)
  6月    清から日本にソウギョ、ハクレン、コクレン、アオウオ、ハクギョを移入
  7月22日 地方三新法公布(府県会規則・郡区町村編制法・地方税規則)
  8月23日 竹橋騒動
10月15日 竹橋騒動の首班53名銃殺刑
10月24日 体操伝習所設置
12月  1日 第六十七国立銀行(後の荘内銀行)開業
12月  5日 大日本帝国陸軍省参謀局が参謀本部として独立
12月  9日 第七十七国立銀行(後の七十七銀行)設立
12月10日 陸軍卿山縣有朋が軍人訓戒を頒布(西周起草)
12月13日 陸軍監軍本部設置
12月24日 大背美流れ
地方三新法、紀尾井坂の変
1876年1月1日調査の戸籍表を発表(戸数7,293,110人、人口34,338,400)。
竹橋事件。
西暦1879年明治12年)
  1月  4日 梟刑廃止
  1月  9日 大蔵省商務局を設置
  1月13日 - 蓬萊橋竣工
  1月15日 東京学士会院(後の日本学士院)創設
  1月25日 大阪で朝日新聞創刊
  1月31日 高橋お伝斬首刑(西暦1876年8月29日逮捕
  2月    横浜正金銀行設立(開業1880年2月28日)
  3月27日 琉球処分官松田道之が首里城で廃藩置県を言い渡す
  4月  1日 小菅集治監設置
  4月  4日 琉球藩廃止・沖縄県設置(琉球処分)
  4月  5日 太平洋戦争: チリがペルー・ボリビアに宣戦布告
  4月24日 東京・浦賀・館山間に汽船運航(後の東京湾フェリー)
  4月    囲碁団体方円社設立(村瀬秀甫ら)
  5月  6日 植物御苑(後の新宿御苑)開設
  5月21日 太平洋戦争: イキケの海戦
  6月  4日 東京招魂社が靖國神社と改称され、別格官幣社となる
  7月14日 コレラの予防規則(海港虎列刺病伝染予防規則)公布(検疫記念日の由来)。この年コレラ大流行により全国で10万人の死者が出た
  7月    東京府癲狂院(後の松沢病院)設立
  8月  1日 東京海上保険設立
  8月15日 東京で虎列刺避病院設置
  9月15日 昨年10月来、日本で猛威を振るうコレラの被害発表(罹患138,953名,死者76,597名)
  9月27日 千住製絨所開業
  9月29日 教育令公布。学制廃止(西暦1972年9月4日学制発布
10月  1日 横浜で美會神学校(青山学院の源流の一つ)開校
10月  8日 太平洋戦争:アンガモスの海戦
10月28日 水上警察署(後の東京水上警察署)設置
11月17日 小学校唱歌が編纂される
12月  6日 函館で大火
12月26日 日本橋区・京橋区大火(焼失10613戸)
8月31日、明宮嘉仁親王(大正天皇)誕生。
琉球処分、沖縄県を設置、琉球王国滅亡。
西暦1880年明治13年)
  1月12日 共済五百名社(後の安田生命)設立(日本初の生命保険組織)[要出典]
  1月17日 薬品取扱規則制定
  1月26日 交詢社結成
  2月14日 奈良公園開園
  2月22日 横浜地震
  2月28日 横浜正金銀行(後の東京銀行)開業
  3月17日 愛国社などを国会期成同盟と改称
  3月30日 村田銃制式化
  3月    丸善(現在の丸善雄松堂)設立(丸屋商社より改組)
  4月    2月に起きた横浜地震を契機に日本地震学会が発足
  4月  5日 集会条例公布
  4月17日 日比谷大神宮落成
  5月    新約聖書の邦訳刊行
  6月  7日 太平洋戦争(南米): アリカの戦い(英語版)(Battle of Arica)
  6月29日 東京代言人組合(後の東京弁護士会)設立(会長星亨)
  7月  1日 京都府画学校(後の京都市立芸術大学)開校式
  7月15日 逢坂山トンネル開通(完成6月1日)(日本人だけの力で掘った初めてのトンネル)
  7月17日 旧刑法と治罪法(後の刑事訴訟法)制定
  9月12日 東京法学社(後の法政大学)開校
  9月16日 専修学校(後の専修大学)開校
  9月27日 吉田正春使節団がペルシャ国王ナーセロッディーン・シャーに謁見。日本人として初のイラン正式訪問
10月  8日 小笠原諸島が東京府に編入
11月  3日 君が代曲譜制定
11月10日 国会期成同盟第二回大会開催(東京)
11月28日 札幌駅開業
12月17日 臼井六郎による仇討ち事件(武士の仇討ちとして日本最後)
12月28日 教育令改正公布
国会期成同盟が結成される。君が代に曲がつけられる。
君が代に曲がつけられる。
西暦1881年明治14年)
  1月  4日 警視庁再設置
  1月14日 憲兵設置
  1月17日 明治法律学校(後の明治大学)創立
  1月26日 神田大火(神田から出火し隅田川を渡り本所深川まで延焼、焼失10637戸)
  2月11日 久松町大火
  2月15日 紅葉館開館
  3月  1日 第2回内国勧業博覧会開催(上野公園、 - 6月30日)
  3月18日 東洋自由新聞創刊(主筆中江兆民)
  4月  5日 大日本農会創立
  4月  7日 農商務省設置(初代農商務卿河野敏鎌)
  4月28日 会計法制定
  7月24日 日本最後の斬首刑が執行
  7月    開拓使官有物払下げ事件
10月11日 大隈重信が罷免される(明治十四年の政変)
10月12日 国会開設の詔(9年後の国会開設を約束)
10月18日 自由党結成(板垣退助)
11月11日 日本鉄道設立(日本初の私鉄)
12月  8日 褒章条例公布(紅綬・緑綬・黄綬・紫綬・藍綬・紺綬の褒章を規定)
12月16日 九条道家の発願で造立された東福寺大仏が失火のため焼失する
12月28日 陸軍刑法・海軍刑法制定
開拓使官有物払下げ事件、明治十四年の政変。
国会開設の詔勅出される。
→大隈重信失脚後、大蔵卿松方正義による松方デフレ)。
ハワイ王国のカラカウア王来日。
西暦1882年明治15年)
  1月  4日 軍人勅諭発布[要出典]
  2月25日 偕行社附属遊就館開館
  3月  3日 伊藤博文ヨーロッパ視察へ
  3月20日 上野動物園開園 日本初の動物園
  3月31日 朝鮮国元山港居留地の日本人5人が朝鮮人暴徒に襲撃されて荷物を奪われ、1人が殺され2人が重傷を負う
  4月  6日
  • 板垣退助自由党党首が遊説中に暴漢に襲われる(岐阜事件)
  • 立憲改進党結党式(大隈重信・河野敏鎌ら)
  5月  5日 嘉納治五郎により講道館設立
  5月27日 文部省が医学校通則を公布
  6月  3日 集会条例改正(政党活動の制限強化)
  6月  5日 嘉納治五郎が東京下谷稲荷の永昌寺に柔道場(後の講道館)を開く
  6月25日 東京馬車鉄道開業(新橋 - 日本橋)
  6月27日 日本銀行条例制定
  7月23日 壬午事変: 朝鮮の漢城で兵士の暴動により,日本公使館員らが多数殺傷さる
  8月  5日 戒厳令制定
  8月12日 徴発令制定
  8月30日 壬午事変: 済物浦条約締結
  9月17日 1882年の大彗星が太陽表面から46万kmのところを通過し、太陽のすぐ脇でも明るく見える大彗星となった。
10月  2日 東京馬車鉄道: 日本橋 - 上野 - 浅草 - 日本橋の環状線開通
10月10日 日本銀行開業
11月13日 陸軍大学校条例制定
12月  1日 自由民権運動: 福島事件
12月  4日 鍛冶橋の警視庁庁舎が新築
12月  6日 地球上からの金星の太陽面通過が起こった
12月16日 郵便条例制定
福島事件。
壬午事変
西暦1883年明治16年)
  1月  4日 叙勲条例制定
  2月  8日 南岸低気圧の影響で、東京で積雪46cm(観測史上最多)を記録
  2月16日 東京気象台(後の中央気象台)が日本で初めて天気図を作製(天気図記念日)
  2月    朝鮮で済物浦(後の仁川)開港(日朝修好条規による)
  3月  1日 東京気象台が天気図の発行を開始
  3月20日
  • 高田事件
  • 工業所有権の保護に関するパリ条約締結(Wikipediaには5月20日も同じ記述があるがこれは間違い)
  4月12日 陸軍大学校開設
  4月16日 新聞紙条例改正
  4月    文部省が、東大で英語による教授を廃止して日本語を用いる事、ドイツ学術を採用する旨を上申
  5月26日 日本初の暴風警報
  6月29日 出版条例改正
  7月  2日 官報第一号を発行
  7月  7日 - 鹿鳴館落成(開館式11月28日)
  7月25日 岩倉具視国葬(初の国葬)。岩倉具視は7月20日咽頭癌で死去(享年59歳)
  8月  1日 護国寺火災
  8月  3日 伊藤博文が憲法調査より帰国
  9月    三池炭鉱・高島炭鉱で暴動
10月20日 太平洋戦争:アンコン条約締結(ペルーがチリに降伏)
11月28日 鹿鳴館開館
12月28日 徴兵令改正
陸軍大学校開設。
鹿鳴館開館
西暦1884年明治17年)
  1月  4日 官吏恩給令布告: 文官の恩給制度が発足
  1月24日 太政官文庫(後の内閣文庫)設立
  1月26日 哲学会創立(井上圓了)
  1月29日 浅草橋開橋式(鉄橋となる)
  5月  1日 日本鉄道上野・高崎間開通
  5月15日 群馬事件: 自由党員が群馬で蜂起
  6月  1日 東京気象台が日本初の天気予報を発表
  6月  7日 商標条例制定
  6月12日 鹿鳴館で日本初のバザー開催( - 14日)
  6月23日 上野不忍池に競馬場完成(上野不忍池競馬)
  7月  7日 華族令制定: 華族を公・侯・伯・子・男の五段階の爵位に規定
  7月21日 横須賀造船所開渠
  7月31日 外濠に八重洲橋新設
  8月25日 明治17年の台風よる被害が発生
  9月23日 加波山事件: 自由党員が専政政府打倒をスローガンとして茨城県加波山で蜂起
10月13日 国際子午線会議にてグリニッジ子午線を本初子午線と決定
10月29日 自由党解党式
10月31日 秩父事件: 埼玉県秩父郡の農民が武装蜂起
11月  2日 安房事件発生
11月  9日 秩父事件: 軍隊により鎮圧
12月  4日 飯田事件: 自由党員の名古屋鎮台襲撃計画が発覚
12月15日 東海鎮守府が横浜から横須賀に移転(横須賀鎮守府)
12月17日 名古屋事件: 愛知自由党員の政府転覆計画が発覚
12月27日 火薬取締規則・爆発物取締罰則布告(施行1885年1月15日)
群馬事件、加波山事件、秩父事件、甲申政変、大同団結運動
西暦1885年明治18年)
  1月  9日 日本(井上馨)と朝鮮(金弘集)の間で漢城条約締結
  1月27日 ハワイ王国への官約移民第一号となる944名が渡航(以後9年間で約29,000人が移民)
  3月  1日 日本鉄道: 品川線開通(品川 - 渋谷 - 新宿 - 板橋 - 赤羽)
  3月16日 日本鉄道: 品川線目黒駅開業
  4月18日 日本(伊藤博文)と清国(李鴻章)間で天津条約締結
  4月18日 専売特許条例発布(施行7月1日)
  5月  9日 日本銀行券発行開始(拾圓券)
  6月  2日 琵琶湖疏水起工
  6月17日 明治十八年の淀川洪水。淀川支流天野川決壊、以後7月にかけて大阪府淀川流域に洪水被害
  7月  1日 専売特許条例施行
  7月16日
  • 日本鉄道: 大宮駅から宇都宮駅まで延伸,上野停車場新築開場,上野・宇都宮間開通
  • 宇都宮駅で日本初の駅弁を販売(にぎりめし2個+たくあん,5銭)
  8月12日 教育令改正
  8月14日 堀田瑞松が日本の特許第1号「堀田錆止塗料及其塗法」を取得(専売特許の日)
  9月  8日 日本銀行壹圓券・百圓券発行
10月13日 東海道線大森駅構内で列車が脱線転覆し、乗客1名が死亡。日本初の鉄道旅客死亡事故
10月14日 浅草水族館開館
10月15日 鉄道局高崎・横川間開業
11月23日 大阪事件
12月22日
大阪事件、銀本位制、天津条約 (日清)、内閣制度が発足。
西暦1886年明治19年)
  1月26日 北海道庁設置(根室県・札幌県・函館県廃止)
  1月28日 陸軍師団番号制定: 各6鎮台に師団番号を付与
  2月24日 公文式制定(官報26日)
  3月  2日 帝国大学令公布: 東京大学を帝國大學に改称改組(法・医・文・理・工の5分科大学)
  3月18日 参謀本部条例改正: 陸海軍統合部門として参謀本部を設置し陸軍部・海軍部設置
  3月22日 共立女子職業学校(後の共立女子大学)創立
  4月10日 小学校令・中学校令・師範学校令公布
  4月20日 メートル条約加入(1885年)を公布
  4月29日 華族世襲財産法公布
  5月  1日
  • 第1回条約改正会議開催
  • 皇宮警察署設置
  5月10日 教科用図書検査条例制定
  5月20日 浅草公園開園式(改良工事完成)
  6月  3日 元自由党員による箱根離宮落成式襲撃計画が発覚(静岡事件)
  6月  5日 万国赤十字条約に加入
  6月25日 日本薬局方制定
  7月13日 本初子午線経度計算方及標準時ノ件発布。兵庫県明石市の時間を一律日本全国の時間と統一することを決定
  8月13日
  • 登記法公布(施行1887年2月1日): 公文式による法律第1号
  • 長崎事件: 上陸した清国水兵数名が遊郭で酩酊乱暴し警察に逮捕される
  8月15日 長崎事件: 数百名の清国水兵と警察官が乱闘し死傷者がでる
  9月  7日 機務六条が定められる
  9月  9日 文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約作成
10月16日 戸籍登記書式制定(明治19年式戸籍)
11月5日 伊勢屋丹治呉服店(後の伊勢丹)開業(神田旅籠町)
11月15日 万国赤十字条約への加盟(6月5日)を公布
11月17日 博愛社病院(後の日本赤十字社病院)開院(麹町区飯田町)
11月24日 戸籍取扱手続制定(明治19年式戸籍)
12月  2日 東京図書館新築 (現東京藝術大学音楽学部赤レンガ2号館)
12月  6日 婦人矯風会創立
ノルマントン号事件
西暦1887年明治20年)
  1月  1日 中央気象台発足[要出典]
  1月  5日 高知県高知市の料亭『得月楼』にて新年会を開いていた高知県知事田辺良顕ら諸官吏を標的に、横山又吉ら数人が座敷へ小石を詰めた竹砲を撃ちこむ事件を起こす
  1月22日 東京電燈会社が市内配電を開始
  2月  8日 郵便徽章制定(〒)
  2月15日 国民之友創刊(徳富蘇峰)
  3月23日 所得税法公布
  4月18日 仙台に第二高等中学校(旧制第二高等学校)および金沢に第四高等中学校(旧制第四高等学校)が設置
  5月14日 取引所条例公布
  5月20日
  • 学位令公布
  • 博愛社が日本赤十字社に改称
  5月    中江兆民「三酔人経綸問答」刊行
  6月18日 利根運河通水式
  7月11日 東海道線横浜・国府津間が開業
  7月23日 東京火災保険(後の安田火災海上保険)設立
  8月19日 新潟県、福島県、北関東で皆既日食(白河日食)、東京でも99%の蝕を観測
  8月20日 帝国砲艦鳥海進水式(民間造船所での最初の建造)
  8月26日 徳川家康の関東入国から300年を記念し、上野公園にて東京開市三百年祭を開催
  8月    反省会雑誌(後の中央公論)創刊
  9月16日 哲学館(後の東洋大学)創立(井上円了)
  9月17日 井上馨外相が辞任
10月  4日 図画取調掛が東京美術学校に、音楽取調掛が東京音楽学校に改称
10月17日横浜市が日本最初の近代水道として、給水開始
12月  9日 吾妻橋開橋式(隅田川初の鉄橋)
12月10日 東京ホテル設立(1890年に帝国ホテルとして開業)
12月19日 日本橋蛎殻町で大火(焼失1690戸,中島座より出火)
12月25日 保安条例公布(即日実行)
12月28日 新聞紙条例・版権条例改正
保安条例
西暦1888年明治21年)
  1月  1日 日本標準時が適用される
  4月13日 東京下谷黒門町で「可否茶館」開業(日本初のコーヒー店)
  4月25日 市制・町村制公布(1889年4月施行)
  4月30日
  • 黑田清隆が第二代内閣総理大臣に就任
  • 枢密院設置(初代議長伊藤博文)
  5月  7日 文部省が加藤弘之・箕作麟祥・池田謙斎・菊池大麓・古市公威ら25名に博士号を授与(日本初の博士号)
  6月  4日 東京天文台設置(麻布)(東京大学天象台・海軍観象台・内務省地理局が統合)
  7月10日 東京朝日新聞創刊(めさまし新聞改題)
  7月15日 磐梯山が千年ぶりに噴火し山体崩壊(発生した泥流などにより461名が犠牲)
  8月  1日 海軍兵学校が江田島へ移転
  9月11日 高等師範学校附属学校に尋常中学科(現・筑波大学附属中学校・高等学校)が設置される
10月  1日
  • 東京火災保険(後の安田火災)開業
  • 小田原馬車鉄道(後の箱根登山鉄道)開業
10月14日 皇城二重橋架替竣工
10月27日 明治宮殿落成し皇城を宮城と改称
10月28日 伊予鉄道松山 - 三津間開業(四国初の鉄道)
11月20日 大阪毎日新聞創刊(大阪日報改題)
11月26日 海軍大学校開校(築地)
11月30日 日墨修好通商条約締結
12月  3日 香川県が愛媛県より独立
12月11日 東京美術学校が上野へ移転
12月28日 東京府高等女学校(後の東京府立第一高等女学校)設置
  この年   牧野富太郎「日本植物志図篇」第一巻第一集刊行
  この年   山葉寅楠が日本製オルガンの製造に成功
海軍大学校開設。
日墨修好通商条約締結。
香川県が愛媛県より独立。
西暦1889年明治22年)
  1月22日 徴兵令改正(戸主の徴兵猶予を廃止)
  1月23日 三池炭鉱が三井組に払下げられる
  2月  1日
  • 東海道本線の国府津 - 静岡間開通(国府津 - 沼津間は後の御殿場線)
  • 東京美術学校が上野公園に移転
  2月11日
  • 大日本帝国憲法・旧皇室典範・ 衆議院議員選挙法公布
  • 万歳三唱が始まる
  • 森有礼文相が、大日本帝国憲法発布式典への途上、西野文太郎によって刺殺される
  • 日本 (新聞の名)創刊(陸羯南)。西暦1925年大正14年)に小川平吉の手により『日本新聞』として再創刊
  2月12日 黑田首相が超然主義演説を行う
  2月15日 秋田魁新報創刊(秋田新報改題)
  2月20日 由良要塞起工
  3月  4日 宮武外骨の『頓智協会雑誌』に発禁処分
  4月  1日 市制・町村制施行、弘前市、横浜市、大阪市、久留米市など31の市がこの日に誕生
  5月  1日 東京15区で市制を施行し、東京市が誕生
  5月  6日 パリ万国博覧会開催( - 10月31日)
  5月15日 大槻文彦「言海 (第一冊)」発刊
  5月16日 博物館が帝国博物館(後の帝室博物館)と改称(初代総長九鬼隆一)
  5月23日 讃岐鉄道の丸亀 - 琴平間開通 (この時の開通式で香川県議の大久保諶之丞が祝辞で瀬戸大橋の架橋を提唱する)
  6月16日 横須賀線の大船 - 横須賀間開通
  7月  1日 東海道本線全通(新橋 - 神戸間、直通列車毎日1往復)
  7月  4日 日本生命保険設立
  7月28日 熊本地震
  8月11日 甲武鉄道の立川 - 八王子間開通
  8月26日   江戸開府三百年祭
  8月   十津川大水害など、紀伊半島南部で大雨被害
  9月  9日 和仏法律学校(東京仏学校と東京法学校が合併)
  9月20日 日本生命保険開業
  9月23日 任天堂骨牌(後の任天堂)創立(山内房治郎)
  9月24日 第1回国際度量衡総会(CGPM)開催( - 9月28日)(メートル原器・キログラム原器制定)
  9月28日 関西学院(後の関西学院大学)創立
10月  4日 日本法律学校設立
10月  7日 海軍旗章条例(旭日旗が軍艦旗となる)
10月18日 大隈重信外相が爆裂弾による襲撃を受け右脚を失う
10月25日 黒田内閣総辞職(三條暫定内閣)
11月  3日 嘉仁親王が立太子礼を行う
11月15日 東京湾汽船(後の東海汽船)設立
11月21日 歌舞伎座開場
12月  1日 手彫切手、この日限りで使用禁止
12月21日 九州鉄道の博多 - 千歳川間開通
12月24日 第1次山縣内閣成立
衆議院議員選挙法・貴族院令など公布。
市制・町村制が施行。
西暦1890年明治23年)
  1月11日 慶應義塾で大学部が発足
  2月  1日 國民新聞創刊(徳富蘇峰)
  2月11日 金鵄勲章制定
  2月15日 偕行社新築落成
  2月27日 浅草区で大火(焼失1469戸)
  3月  6日 丸の内近辺の官有地が岩崎弥之助に払下
  3月24日 東京工業学校(後の東京高等工業学校)設置(東京職工学校を改称)
  4月  1日 第三回内国勧業博覧会が上野公園で開催( - 7月31日)
  4月  2日 橿原神宮創祀
  4月  4日 ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)来日
  4月  9日 琵琶湖疏水開通式
  4月16日 三宅島でM6.8クラスの地震発生
  4月21日
  • 民事訴訟法公布
  • 呉鎮守府開庁式
  4月26日
  • 商法公布
  • 佐世保鎮守府開庁式
  5月  1日 第1回国際メーデー
  5月  6日 千歳座焼失
  5月  7日 上野パノラマ館開場
  5月22日 日本パノラマ館開場
  5月23日 東京音楽学校開校(旧東京音楽学校奏楽堂)
  6月10日 第1回貴族院伯子男爵議員互選選挙
  6月18日 利根運河開通
  7月  1日 第1回衆議院議員総選挙
  8月  4日 中央気象台官制制定
  9月15日 立憲自由党結成
  9月16日 オスマン帝国軍艦が和歌山県串本沖で遭難(エルトゥールル号遭難事件)
10月  7日 刑事訴訟法公布
10月20日 元老院廃止
10月30日 『教育ニ関スル勅語』(教育勅語)発布
10月    長瀬商店が花王石鹸を発売
11月  1日 日本鉄道: 上野から秋葉原まで貨物線を延長
11月  7日 帝国ホテル開業
11月11日 凌雲閣(浅草十二階)開業
11月22日 國學院開院
11月24日 帝国議会議事堂竣工(翌年1月全焼)
11月29日 大日本帝国憲法 施行
11月29日 第1回帝国議会開院式
12月16日 東京・横浜で電話交換業務開始
第1回衆議院議員総選挙(翌1891年3月7日閉会)
第1回帝国議会召集
『教育ニ関スル勅語』発布
府県制・郡制が執行される。
年末より「明治23年恐慌」始まる。
西暦1891年明治24年)
  1月  9日 内村鑑三不敬事件
  1月20日 帝国議会議事堂が漏電により全焼
  3月  8日 ニコライ堂開堂式
  3月24日 度量衡法公布(施行1893年1月1日)
  4月22日 大槻文彦著の国語辞典『言海』全4巻が完結
  5月  6日 第1次山縣内閣総辞職・第1次松方内閣成立
  5月11日 大津事件
  6月17日 小学校祝日大祭日儀式規程の言及制定(御真影拝礼・教育勅語奉読などを規定)
  6月23日 「言海」(大槻文彦)完成祝賀会(紅葉館)
  7月11日 卒業式で君が代が歌われる(東京音楽学校)
  8月11日 體(体)育會・翌年日本體(体)育會と改称(日本體育會体操練習所のちの学校法人日本体育大学)創立
  9月  1日 日本鉄道上野・青森間開通
  9月10日 硫黄島・北硫黄島・南硫黄島が東京府に所属
10月15日 御茶ノ水橋落成
10月20日 帝国議会第二回仮議事堂竣工
10月28日 濃尾地震発生(死者7,273名)
10月    早稲田文学創刊(坪内逍遥)
11月21日 第2議会召集
12月18日 田中正造が衆議院にて足尾銅山鉱毒事件に関する質問を行う
12月22日 帝国議会で樺山資紀海相がいわゆる「蛮勇演説」を行う
12月25日 日本初の衆議院解散
大津事件
足尾銅山鉱毒事件
濃尾地震。
西暦1892年明治25年)
  1月  5日 オーロラの写真撮影に成功
  1月25日 大林店(のちの大林組)創立
  1月28日 予戒令公布
  2月12日 民党と吏党の対立が激化し、選挙の応援演説のため兵庫県神戸市三宮を訪れた板垣退助を拳銃で狙撃しようとする「明治25年板垣退助暗殺未遂事件」が起きた。→詳細は「明治25年板垣退助暗殺未遂事件」を参照
  2月15日 第2回衆議院議員総選挙(品川弥二郎内相の選挙干渉が問題化)
  3月  4日 久米邦武が筆禍により帝大教授職を非職となる
  3月11日 品川弥二郎内相が引責辞任
  4月10日 神田で大火(焼失4029戸・死者24名)
  5月  2日 第3特別議会召集
  5月    アサヒビール発売(大阪麦酒会社)
  6月  7日 野球の代打が初めて行われる(前年に制定)
  6月17日 日本赤十字社病院新築開院式
  6月21日 鉄道敷設法公布
  7月25日 徳島県で保瀬の大崩落が発生
  7月30日 第1次松方内閣総辞職
  8月  8日 第2次伊藤内閣成立
11月  1日 萬朝報創刊(黒岩涙香)
11月  6日 ホームズ彗星が発見される
11月12日 市村座(下谷)開場式
11月25日 第4議会召集
11月30日
  • 伝染病研究所設立(北里柴三郎・福澤諭吉)
  • 軍艦「千島」が英商船と衝突・沈没(死者74名)(千島艦事件)
12月  9日 東京湾北部でM6.2クラスの地震発生
12月15日 『史学会雑誌』創刊
第2回衆議院議員総選挙[注釈 18]。
西暦1893年明治26年)
  1月31日 文学界創刊(島崎藤村・北村透谷ら)
  2月  3日 日比谷練兵場跡地を日比谷公園とする旨東京市が告示(開園1903年)
  2月  5日 大村益次郎銅像除幕式(靖國神社)(日本初の西洋式銅像)
  3月  4日 弁護士法 (明治26年)公布(代言人制度廃止)
  3月17日 川越大火が発生、1,302戸消失
  3月20日 郡司成忠海軍大尉ら千島探検へ出発
  3月29日 目黒火薬製造所・白金火薬庫が海軍省から陸軍省へ移管
  4月  1日 西多摩郡・北多摩郡・南多摩郡が神奈川県から東京府へ移管
  4月    「中将湯」発売(津村順天堂)
  5月  1日 シカゴ万国博覧会開催(-10月30日)
  5月19日 戦時大本営条例公布
  7月10日 東京美術学校第1回卒業式(横山大観ら)
  7月11日 御木本幸吉が真珠の養殖に成功
  8月  6日 八王子中心街で大火(焼失七百戸)
  8月12日 君が代が文部省より制定される
  9月  7日 築地本願寺焼失
  9月10日 官営富岡製糸場払下げ(三井高保が落札)
  9月11日 万国宗教会議がシカゴで開催(-27日)(日本からは土宜法龍・野口復堂・釈宗演が参加)。開催期間は様々の記事があった。
10月22日 東京市で近代水道起工式(淀橋浄水場予定地)
10月    文官任用令・文官試験規則公布(高等文官試験確立)
11月  1日 明治座開場
11月25日 第5議会召集
12月30日 衆議院解散
西暦1894年明治27年)
  1月22日 葉山御用邸完成
  3月  1日 第3回衆議院議員総選挙
  3月  9日 明治天皇大婚満二十五年祝典挙行(日本で銀婚式が広まる)。これにより日本初の記念切手・明治天皇銀婚記念切手が発行される
  3月21日 金星で水星の太陽面通過、土星で水星の太陽面通過と金星の太陽面通過
  3月    横浜で鉄桟橋完成
  4月  2日 日英通商航海条約交渉開始(ロンドン,調印7月16日)
  4月    高山樗牛「滝口入道」連載開始(讀賣新聞)
  5月12日 第6特別議会召集
  5月16日 北村透谷が自殺(縊死)
  6月10日 山陽鉄道が広島まで開業
  6月20日 東京湾北部でM7.0クラスの地震発生(明治東京地震)
  7月16日 日英通商航海条約調印(領事裁判権撤廃)
  7月17日 海軍軍令部長が中牟田倉之助から樺山資紀に交代
  7月19日 日本海軍が初の聯合艦隊を編成(司令長官伊東祐亨中将)
  7月23日 日本軍が朝鮮王宮を占領し興宣大院君を擁立
  7月25日 日清戦争: 豊島沖海戦
  7月28日 日清戦争: 成歓の戦い
  7月29日 東京府庁舎新築落成式(麹町区有楽町)
  8月  1日 日清戦争: 日本と清が相互に宣戦布告
  8月21日 宇品線開業
  8月25日 北里柴三郎が腺ペスト菌の発見を発表(ランセット誌)
  9月  1日 第4回衆議院議員総選挙
  9月15日
  • 日清戦争: 平壌の戦い
  • 日清戦争: 大本営(明治天皇親栽)が皇居から第5師団司令部(広島城)に進出(広島大本営。西暦1896年4月1日解散)
  9月17日 日清戦争: 黄海海戦
10月24日 志賀重昂の著書『日本風景論』の初版が出版される
10月25日 日清戦争: 鴨緑江作戦
11月15日 第7臨時議会召集
11月21日 日清戦争: 旅順口の戦い
11月22日 日清戦争: 旅順虐殺事件
12月22日 第8議会召集
第3回衆議院議員総選挙[注釈 19]、第4回衆議院議員総選挙[注釈 20]、甲午農民戦争(東学党の乱)→日英通商航海条約→日清戦争 (- 1895年〔明治28年〕)。
第4回衆議院議員総選挙[注釈 20]、甲午農民戦争(東学党の乱)→日英通商航海条約→日清戦争 (- 1895年〔明治28年〕)。
甲午農民戦争(東学党の乱)→日英通商航海条約→日清戦争 (- 1895年〔明治28年〕)。
→日英通商航海条約→日清戦争 (- 1895年〔明治28年〕)。
→日清戦争 (- 1895年〔明治28年〕)。
西暦1895年明治28年)
  1月     樋口一葉が文芸雑誌『文学界』に小説「たけくらべ」の連載を開始
  2月  1日 京都電気鉄道開業
  2月17日 日清戦争: 威海衛の北洋艦隊降伏
  3月  4日 日清戦争: 牛荘作戦
  3月  7日 日清戦争: 日本軍、営口を占領
  3月15日 平安神宮創建
  4月  1日 第四回内国勧業博覧会(7月31日まで)
  4月17日 日清講和条約(下関条約)調印
  5月  4日 露独仏の三国干渉により遼東半島を清国に返還
  6月  1日 似島検疫所開所
  6月17日 台湾総督府開庁、この日を台湾始政記念日とする
  9月  4日 救世軍のエドワード・ライト大佐以下14名が来日(同月22日に東京基督青年会館で宣戦式を行う)
10月  6日 博報堂創業
11月12日 日本聖公会宣教師ハンナ・リデル、グレース・ノットが、熊本市にハンセン病患者療養施設「回春病院」を開設する
11月15日 『東洋経済新報』創刊
12月25日 第9議会召集
12月28日 「標準時ニ関スル件」が公布され、中央標準時(東経135度)と西部標準時(東経120度)が定められる(翌年1月1日施行)
下関条約で日本が台湾・澎湖諸島・遼東半島を獲得、三国干渉で遼東半島を領土剥奪。
八幡製鉄所。
西暦1896年明治29年)
  1月  1日 台湾で芝山巌事件発生
  4月  1日 広島大本営が解散(西暦1894年9月15日設置
  4月  6日 第1回夏季オリンピックがアテネで開催( - 4月15日)
  4月    清国政府が日本への初の官費留学生を派遣
  5月12日 第7師団(旭川)創設
  6月15日 明治三陸大津波(死者2万名)
  7月22日 信濃川の堤防各所が決壊、被災面積18000haに及ぶ(横田切れ)
  8月31日 第2次伊藤内閣総辞職
  8月31日 陸羽地震発生、209名の死者出る
  9月18日 第2次松方内閣成立
10月15日 川崎造船所(後の川崎重工業)設立
11月8日 「古事類苑」の刊行はじまる
12月22日 第10議会召集
  この年   齋藤虎之助、ジェームス北條の2人が横浜市石川町に日本初のボクシングジム「メリケン練習所」開設
明治三陸地震
西暦1897年明治30年)
  2月  2日 地球の公転周期に微妙なずれが発生し、2月2日が「節分」となった
  3月  3日 足尾鉱毒被害者800名が上京して請願運動
  3月29日 貨幣法公布(金本位制の確立)
  4月  1日 台湾銀行法公布
  4月22日 八王子大火
  4月27日 帝国図書館開館
  5月  1日 京都帝国博物館(後の京都国立博物館)開館
  5月  9日 カナダで日本人・中国人排斥法案が可決。鉄道工事に両国人の労働者を使うことを禁じた
  5月10日 日本郵船の艀船水夫六百名が同盟罷工
  6月  1日 沖ノ山炭鉱(後の宇部興産)創立
  6月10日 古社寺保存法制定
  6月17日 神奈川県の船大工三百六十名が同盟罷工
  6月18日 京都帝国大学(後の京都大学)創立
  7月  5日 労働組合期成会創立
  8月  2日 日本勧業銀行(後のみずほ銀行)創立
10月  1日 金本位制実施
10月12日 山葉寅楠が大手楽器メーカーの日本楽器製造株式会社(現在のヤマハ株式会社)を創業
10月22日 海軍軍医学校開校
12月21日 第11議会召集
12月     松代松之助電信主任らが、築地海岸に送信機を設置、受信機を小船に乗せ1.8kmの無線通信に成功
貨幣法制定
西暦1898年明治31年)
  1月  1日 沖縄県が徴兵令の対象となる
  1月12日 第3次伊藤内閣成立
  1月20日 元帥府条例公布
  2月25日 大師電気鉄道(後の京浜急行電鉄)創立
  2月24日 日本鉄道の機関手四百名が同盟罷工(日本初の鉄道スト)
  2月26日 児玉源太郎が台湾総督に就任
  3月15日 第5回衆議院議員総選挙
  3月22日 時事新報が社説「支那人親しむ可し」を掲載
  3月27日 ロシア帝国が関東州を清から租借(旅順・大連租借に関する露清条約)
  4月24日 この年の4月22日に行なわれた日本の要求に基づき清が福建省の不割譲を宣言
  4月    4月高知県に初めて電気灯が導入される
  5月14日 第12特別議会召集
  6月25日
  • 保安条例廃止
  • 第3次伊藤内閣総辞職
  6月30日 第1次大隈内閣成立(隈板内閣)
  7月16日 明治民法の家族法が施行
  8月10日 第6回衆議院議員総選挙
  8月21日 尾崎文相の演説により共和演説事件がおこる
10月  1日
  • 東京・京都・大阪の市制特例廃止
  • 第8・第9・第10・第11・第12の各師団創設
10月15日 日本美術院設立(岡倉天心ら)
10月24日 尾崎文相辞任
11月  2日 東亜同文会設立
11月  7日 第13議会召集
11月  8日
  • 第2次山縣内閣成立
  • 美保関灯台点灯
12月  1日 淀橋浄水場竣工。東京に初の近代水道ができる
12月18日 上野公園の西郷隆盛像(高村光雲作)除幕式
  この年   片山潜、横山源之助らが貧民研究会を結成
第5回衆議院議員総選挙[注釈 21]
大津事件
第6回衆議院議員総選挙[注釈 22]。
西暦1899年明治32年)
  1月19日 勝海舟赤坂氷川の自宅にて没(享年75歳)
  2月  1日 東京・大阪間に電話開通
  2月  7日 中学校令改正、実業学校令公布
  2月  8日 高等女学校令公布
  3月  2日 北海道旧土人保護法公布
  3月  5日 現存している日本最古の星空の乾板写真。とも座の方角を撮影したもの
  4月  3日 横浜港を2月18日に出港した日本人790人が「佐倉丸」でペルー・アンコン港(カヤオ港)に上陸(「ペルー日本友好の日」
  4月18日 日本、ベルヌ条約に加盟する
  6月12日 阪神電気鉄道の前身、摂津電気鉄道株式会社が設立される
  6月15日 福岡県の豊国炭鉱でガス爆発事故が発生。死者210名
  6月20日 東京の歌舞伎座で、国産第一号の活動写真『芸者の手踊り』が上映される
  7月17日 日本電気(通称NEC)が設立される
  7月21日 布引丸事件。フィリピン独立革命のための物資を積んだ船が東シナ海で沈没する
  8月15日 森永太一郎によって森永西洋菓子製造所(森永製菓の前身)が創業
  8月27日 東武鉄道の北千住-久喜間開業
  8月28日 台風により別子大水害が発生。土石流により513名以上が死亡
11月20日 第14議会召集
12月19日 福井銀行設立
  この年   日本に初めてペストが侵入
西暦1900年明治33年)
  1月15日 東京市がペスト予防のため鼠の買上げを開始(1匹あたり5銭)
  1月17日 凸版印刷創業
  1月23日
  • 光明寺村女工焼死事件発生
  • 玉置半右衛門を中心とした八丈島からの開拓団により、大東諸島の開拓が開始される
  1月27日 各国公使団が清国に義和団の鎮圧を要求
  1月28日 社会主義協会発足
  2月13日 足尾銅山鉱毒事件の被害者農民らが東京へ陳情へゆく途中で警官隊と衝突(川俣事件)
  2月16日 北海道拓殖銀行が特殊銀行として設立
  2月25日 福澤諭吉、『時事新報』で「修身要領」を発表
  3月  7日 未成年者喫煙禁止法(現: 二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律)公布(4月1日施行)
  3月10日 治安警察法公布(3月30日施行)
  3月29日 衆議院議員選挙法改正(選挙権が直接国税15円以上から10円以上に引き下げ)
  4月  8日
  • 山陽鉄道が一等寝台車を導入(初の寝台車)
  • 井上円了「漢字不可廃論」発行
  4月15日 パリ万国博覧会開催( - 11月15日)
  5月  1日 東京電気鉄道(後の東京市電、現在の都電)設立
  5月10日
  • 皇太子嘉仁(後の大正天皇)が九条節子と結婚
  • 鉄道唱歌発行(東海道篇)
  5月14日 パリ五輪(第2回夏季オリンピック大会)開催( - 10月28日)
  5月19日
  • 陸軍省・海軍省官制改正(軍部大臣現役武官制)
  • 京都法政学校(後の立命館大学)創立(中川小十郎)
  6月20日 義和団が北京各国公使館を包囲しドイツ公使を含む数百人の欧米人を殺害
  6月21日 義和団の乱: 清が日本など8か国に宣戦布告
  6月26日 台湾協会学校(後の拓殖大学)創立(桂太郎)
  8月14日 義和団の乱: 連合軍が北京総攻撃開始(翌日陥落)
  8月30日 幸徳秋水「自由党を祭る文」発表(萬朝報)
  9月  1日 大倉商業学校(後の東京経済大学)開校(創立者:大倉喜八郎)
  9月  8日 夏目漱石が大日本帝国文部省留学生として英国に留学
  9月11日 日本初の自動公衆電話が東京の新橋駅と上野駅、熊本市内に設置
  9月14日 女子英学塾(後の津田塾大学)開校(創立者:津田梅子)
  9月15日 立憲政友会結成
10月  1日 日本橋簡易商業夜学校開設
10月  4日 第2次山縣内閣総辞職
10月18日 義和団の乱: 北京列国公使会議開催
10月19日 第4次伊藤内閣成立
10月    館林製粉(後の横浜に日清製粉(初代)設立。後に合併し、商号を日清製粉(2代)を経て、現・株式会社日清製粉グループ本社並びに完全子会社・日清製粉(3代))設立
10月    大韓帝国軍と柳麟錫の義兵や義和団余力による武力衝突
11月  8日 大日本帝国海軍の戦艦、三笠の進水式
12月  5日 東京女医学校(後の東京女子医科大学)創立
12月22日 星亨逓信相辞職(東京市会汚職事件、後任原敬)
12月23日 桂太郎陸相辞職(後任児玉源太郎)
12月25日 第15議会召集
12月31日 福澤諭吉の提案で、翌年の幕明けにかけて慶應義塾生らと「19世紀・20世紀送迎会」を開催
  この年   高峰譲吉と助手の上中敬三がウシの副腎からアドレナリンを世界で初めて結晶化
潘佩珠ら(いずれも科挙合格者)は「新党」結成 「維新運動」:商会を設立、郷村に小学校設立、新学会設立、演説会設立、植樹会設立、短髪・洋服会設立、養蚕会設立など
義和団の乱(義和団事件)。
治安警察法
西暦1901年明治34年)
  2月  3日 国家主義団体・黒龍会が内田良平らによって創立される
  2月  5日 日本の重工業発展の要となる、官営八幡製鉄所操業開始
  2月24日 奥村五百子らにより愛国婦人会が結成される
  3月28日 北海道法公布
  4月  1日 東京都に府立第三中学校(現・東京都立両国高等学校)が開校
  4月15日 栃木県に栃木県第四中学校(現・栃木県立佐野高等学校)が開校
  4月20日 成瀬仁蔵により、日本女子大学校(現・日本女子大学)が創立
  4月    幸徳秋水『二十世紀之怪物 帝国主義』(廿世紀之怪物帝国主義)出版。序文は内村鑑三
  5月  3日 第4次伊藤内閣総辞職
  5月16日 井上馨に組閣命令(5月23日辞退)
  5月18日 片山潜・幸徳秋水らが社会民主党を結成(5月20日禁止)
  5月26日 桂太郎に組閣命令
  5月27日 山陽鉄道が下関まで開通。関門連絡船運航開始
  6月  2日 第1次桂内閣成立
  6月21日 星亨が伊庭想太郎に暗殺される
  6月    登張竹風、論文「フリイドリッヒ・ニーチェを論ず」(『帝国文学』)。日本に於けるフリードリヒ・ニーチェの紹介が盛んになる
  7月  1日 電報通信社(後の電通)設立(光永星郎)
  7月14日 ペリー上陸記念碑建立(久里浜)
  7月15日 高峰譲吉がアドレナリンの製法の特許を取得
  9月  7日 清が列国(英国・仏国・米国・ロシア・ドイツ・日本などの11か国)と北京議定書(辛丑条約)に調印(外国軍隊の北京駐留を承認)
10月  1日 舞鶴鎮守府開庁
10月16日 日英同盟交渉開始
10月23日 田中正造が足尾銅山鉱毒事件で衆議院議員を辞職
11月    波多野精一『西洋哲学史要』出版
12月  2日 伊藤博文が日露協商交渉開始
12月  7日 第16議会召集
12月10日 田中正造が足尾銅山鉱毒事件について明治天皇に直訴
12月23日 伊藤博文が日露協商交渉打切りを通告
  この年   ノーベル賞が創設される
  この年   東京専門学校が早稲田大学に改称
  この年   北海道でハマダラカ(マラリア原虫を媒介する蚊)の生息が確認された
4月29日、迪宮裕仁親王(昭和天皇)誕生。
足尾銅山鉱毒事件
官営八幡製鉄所の操業が開始される。
西1902年明治35年)
  1月  1日 日本初の山岳測候所「山階宮筑波山測候所」が気象観測を開始
  1月25日
  • 北海道旭川市で気温-41.0度を記録(日本の最低気温記録)
  • 八甲田雪中行軍遭難事件
  1月30日 第1次日英同盟調印・発効
  3月  1日 戦艦三笠竣工
  3月24日 国語調査委員会官制公布
  3月27日 日本興業銀行設立
  4月  4日 骨牌税法公布(7月1日施行)
  5月28日 日本で電柱広告が許可
  6月18日 逓信省が初めて官製絵はがきを発売(万国郵便連合条約加入25年記念)
  7月  6日 中央本線の笹子トンネル貫通
  8月  7日 伊豆鳥島が大噴火、島民125人全員が死亡(噴火発生日は7日から9日までのいずれか)
  8月10日 第7回衆議院議員総選挙(初の任期満了選挙)
  9月  1日 江之島電氣鐵道(後の江ノ島電鉄)開業(藤沢・片瀬間)
  9月15日 第一生命保険設立
  9月28日 足尾台風来襲。相模湾で高潮(小田原大海嘯)が発生
10月19日 早稲田大学開校式(初の私立大学)
12月  2日 国勢調査に関する法律公布(国勢調査を10年に一度実施)
12月  6日 第17議会召集
12月13日 哲学館に付与されていた卒業生に対する教員免許の無試験交付特権が剥奪される(哲学館事件)
12月15日 篠ノ井線が全通
12月17日 教科書疑獄事件で200名以上が摘発される
12月22日 年齢計算ニ関スル法律施行(数え年の代りに満年齢の使用を規定)
12月26日 丸善が大英百科事典の予約販売を募集
12月28日 衆議院解散
  この年   風鈴職人の佐々木定次郎がガラスペンを考案
  この年   鹿児島県薩摩郡上東郷村(現薩摩川内市)の菅原神社(別名:藤川天神)で菅原道真公一千年祭が挙行される
  この年   北海道、東北地方が冷夏に見舞われ大凶作
日英同盟締結。第7回衆議院議員総選挙[注釈 23]。
西暦1903年明治36年)
  1月14日 大谷光瑞率いる大谷探検隊がインドビハール州ラージギル郊外で釈迦の住んだ霊鷲山を発見
  1月23日 夏目漱石が、文部省留学生としての英国留学から帰国
  2月  1日 中央本線笹子トンネル開通
  3月  1日
  • 第8回衆議院議員総選挙
  • 大阪天王寺公園で第5回内国勧業博覧会開催( - 7月31日)
  3月18日 宇高連絡船運航開始
  4月  1日
  • 出雲日御碕灯台初点燈
  • 日本鉄道豊島線(池袋 - 田端間)開通(現山手線)
  4月13日 日本で小学校令が改正され国定教科書制度が取り入れられる
  4月18日 逗子開成中学校・高等学校が開校
  5月  8日 第18特別議会召集
  5月22日 第一高等学校生徒・藤村操が華厳滝で自殺。社会に大きな影響を与える
  5月    高木貞治、論文「有理虚数体におけるアーベル数体について」(「東京帝国大学紀要 理科」)
  6月  1日 日比谷公園が開園する
  6月10日 同日付で七博士意見書が時の大日本帝国首相・桂太郎や外務大臣・小村寿太郎等に提出される
  7月14日 西園寺公望が立憲政友会総裁に就任
  9月12日 日本初の市電である大阪市の大阪市電が開業
10月  1日 浅草に電気館設立(日本初の映画常設館)
10月  6日 小村寿太郎らによって日露交渉が開始される
11月15日 幸徳秋水らが平民社を設立。「平民新聞」を創刊
11月21日 第1回早慶戦
12月  5日 第19議会召集
第8回衆議院議員総選挙[注釈 24]。
西暦1904年明治37年)
  1月15日 大阪朝日新聞で天声人語連載開始
  1月25日 鉄道軍事供用令公布
  1月    朝永三十郎編纂「哲学辞典」
  1月    丘浅次郎「進化論講話」。進化論の解説書が多数登場する
  2月  4日 日露戦争: 御前会議で対露交渉の断絶と軍事行動の開始を決定
  2月  6日 日露戦争: 栗野慎一郎駐露公使が日露交渉の打切りをロシアに通告
  2月  8日 日露戦争: 日本海軍が旅順港外のロシア艦隊を攻撃。事実上の日露戦争開戦。仁川沖海戦
  2月10日 日露戦争: 日本とロシアが相互に宣戦布告
  2月23日 日韓議定書調印
  2月24日
  • 日露戦争: 第1次旅順港閉塞作戦実施
  • 日露戦争: 金子堅太郎が対米工作のため渡米
  • 日露戦争: 高橋是清が戦費調達のため渡米
  3月  1日 第9回衆議院議員総選挙
  3月27日 日露戦争: 第2次旅順港閉塞作戦実施。広瀬武夫中佐戦死
  4月  1日 非常特別税法と煙草専売法が公布
  5月  2日 日露戦争: 第3次旅順港閉塞作戦実施
  5月18日 第20特別議会召集
  6月25日 芝浦製作所(後の東芝)設立
  7月  1日 第3回夏季オリンピックがセントルイスで開催(?11月23日)
  7月    横浜正金銀行本店竣工
  8月14日 日露戦争: 蔚山沖海戦
  8月19日 日露戦争: 第1次旅順総攻撃開始
  8月20日 日露戦争: 宗谷沖海戦
  8月21日 甲武鉄道飯田町-中野間で電車の運転開始
  8月22日 第1次日韓協約調印
  8月24日 日露戦争: バルチック艦隊の太平洋派遣が決定
  9月  1日 与謝野晶子「君死に給ふこと勿れ」掲載(『明星』)
  9月  8日 屯田兵廃止
10月16日 日露戦争: バルチック艦隊がリバウ軍港を出港
10月21日 日露戦争: ドッガーバンク事件: 日本に向けて北海を航行中だったバルチック艦隊がイギリスのトロール船を日本の魚雷艇と誤認し砲撃
12月  3日 日露戦争: 旅順203高地で遺体回収のため休戦: 日露両兵士が野宴により交歓
12月  5日 日露戦争: 日本軍が旅順203高地を占領
12月  6日 三越呉服店設立(12月20日開業)
12月28日 第21議会召集
日露戦争(- 1905年〔明治38年〕)、第9回衆議院議員総選挙[注釈 25]。
西暦1905年明治38年)
  1月  1日 日露戦争:旅順開城
  1月  1日 夏目漱石が『ホトトギス』1月号で、処女作『吾輩は猫である』を連載開始
  1月23日 奈良県鷲家口(現・吉野郡東吉野村)でニホンオオカミの捕獲。確かな最後の発見であり、ニホンオオカミ絶滅の年とされる。(1910年にも捕獲の記録があるが標本が現存していないため認められてない)
  1月25日 日露戦争:黒溝台会戦(- 1月29日)
  1月28日 隠岐島と鬱陵島の間にある島を日本政府が閣議で竹島と命名し、島根県隠岐島司の所管とした
  1月29日 平民新聞廃刊
  2月11日 仁丹発売(森下南陽堂)
  3月  1日 日露戦争:奉天会戦(- 3月10日)
  3月16日 日露戦争:バルチック艦隊がマダガスカルを出港
  4月  2日 瀬戸自動鉄道(現在の名鉄瀬戸線)で蒸気動車の運行
  4月12日 阪神電気鉄道阪神本線開業
  5月27日 日露戦争:日本海海戦(- 5月28日)
  5月28日 日本海海戦:イルティッシュ号投降事件
  7月  7日 日露戦争:樺太の戦い開始
  7月29日 桂・タフト協定が結ばれ、日本の韓国支配と米国のフィリピン支配を相互承認
  7月31日 日露戦争:日本軍が樺太占領を終える
  8月10日 日露戦争:日露講和会議開催
  8月12日 第2次日英同盟が調印
  8月20日 孫文が東京で中国同盟会を結成
  9月  5日 日露戦争:ポーツマス条約締結
  9月  5日 日露戦争講和条約に反対する民衆による暴動が発生(日比谷焼打事件)
  9月  6日 東京に戒厳令(- 11月29日)
  9月10日 中川小十郎により私立清和普通学校が開学
  9月11日 関釜連絡船運航開始
  9月    イギリス、デンマーク系の合弁会社商業太平洋ケーブル会社(英語版)と日本政府が太平洋海底通信ケーブル敷設の共同事業に合意
10月  9日 平民社が解散
10月17日 津田梅子らがYWCAを創立
11月14日 幸徳秋水が米国に出発
11月17日 第2次日韓協約が締結され、日本が韓国の外交権を掌握
11月29日 東京の戒厳令解除
12月  2日 日本で最初の大使館がイギリスに設置(公使館が昇格)。初代駐英大使は林董
12月21日 第2次日韓協約に基づき韓国統監府を京城に設置。初代総監は伊藤博文
12月25日 第22議会召集
  この年   東北地方が冷夏に見舞われ大凶作
日本海海戦。ポーツマス条約。日比谷焼打事件。第二次日韓協約。
西暦1906年明治39年)
  1月  7日 第1次西園寺内閣成立
  1月28日 日本社会党結成(堺利彦ら)
  1月    在米公使館が大使館に昇格(初代在米大使は青木周蔵)
  1月    在独公使館が大使館に昇格(初代在独大使は井上勝之助)
  1月    在仏公使館が大使館に昇格(初代在仏大使は栗野慎一郎)
  1月    桑木厳翼、論文「プラグマティズムに就いて」(「哲学雑誌」)
  2月17日 文芸協会設立(島村抱月ら)
  3月  3日 伊藤博文が韓国統監府の初代統監に就任
  3月10日 第一回陸軍記念日
  3月14日 白洋舍創業
  3月19日 イギリスが満洲の門戸開放を要求
  3月20日 帝国図書館開館(上野に移転)
  3月26日 大日本麦酒会社設立(札幌麦酒・日本麦酒・大阪麦酒が合併)
  3月31日 鉄道国有法公布(4月20日施行)
  4月16日 東海道本線で最急行を設定(急行料金を初めて徴収)
  5月  1日 新宿御苑開苑式
  5月    岡倉覚三 The Book of Tea(「茶の本」)
  6月12日 在韓日本軍が崔益鉉らの排日暴動を鎮圧
  6月    幸徳秋水が米国から帰国。無政府主義の影響を受けた
  7月20日 日本初の専用線電話が日本銀行と横浜正金銀行本店間に設置
  9月28日 新渡戸稲造が第一高等学校校長に就任
11月  1日 日本鉄道国有化
11月10日 応援の過熱により早慶戦中止(1925年まで復活せず)
11月26日 南満洲鉄道設立
12月  8日 旧函館中華会館が完成(ただし翌年大火により消失、現在の建物は1910年に完成)
12月15日 逓信省、年賀郵便の受付を初めて開始
12月26日 徳川光圀以来続けられてきた『大日本史』の編纂完了が明治天皇に報告される
  この年   東久邇宮稔彦王が東久邇宮家を創立
鉄道国有法公布。南満州鉄道設立。
西暦1907年明治40年)
  1月21日 東京株式相場が暴落し、日露戦争後の恐慌が始まる
  1月    「演藝画報」(「演劇界」の前身)創刊
  2月  4日 足尾銅山で労働争議が起こる
  2月  5日 日清紡績設立
  2月22日 奥村組創業
  2月23日 麒麟麦酒設立
  3月  6日 玉川電気鉄道が道玄坂上・三軒茶屋間に玉川線を開業(8月に玉川まで延伸)
  3月20日 東京府勧業博覧会開催(上野公園)( - 7月31日)
  3月21日 小学校令改正。義務教育が6年間となる
  4月  1日 南満洲鉄道開業
  4月  1日 寿屋(サントリー)が赤玉ポートワイン(赤玉スイートワイン)を発売
  4月16日 救世軍創設者のウィリアム・ブース大将が来日、その後約40日にわたって日本各地を「転戦」する
  4月24日 刑法公布(1908年10月1日施行)
  4月    栃木県に安蘇郡立佐野高等女学校(現・栃木県立佐野東高等学校)開校
  5月  6日 遣英答礼大使として伏見宮貞愛親王が訪英
  5月13日 茨城県に江戸崎町他三ヶ村組合立農学校(現・茨城県立江戸崎総合高等学校)開校
  6月  4日 別子銅山で暴動発生。軍隊が出動する騒ぎとなる
  6月10日 日仏協約調印。清の独立・領土保全が約束され、両国の勢力範囲が確認される
  6月15日 第2回万国平和会議開催( - 10月18日)。大韓帝国がハーグに密使を送る(ハーグ密使事件)
  6月22日 東北帝国大学設置に関する勅令(第236号)が公布される
  7月20日 福岡・豊国炭鉱で爆発事故。死者365人を出す明治期最悪の炭鉱事故となる
  7月24日 第三次日韓協約締結。韓国政府に日本人が採用されることなどが取り決めされる
  7月30日 第一次日露協約調印
  8月  1日 韓国軍隊が解散され、抗日運動が激化する
  8月22日 日本の山梨県で明治40年の大水害が発生( - 同25日)
  9月  1日
  • 三越大阪店に百貨店初の美術部「新美術部」が創設される
  • 東北帝国大学が発足し、札幌農学校が東北帝国大学農科大学となる
  9月11日 電機学校(東京電機大学の前身)創立
10月19日 箕面有馬電気軌道(後の阪急電鉄)開業
10月    小山内薫が「新思潮」を創刊
10月    京城高等商業学校が東洋協会専門学校(現拓殖大学)京城分校として創立
11月14日 日本統治下の台湾で北埔事件おこる
11月16日 アメリカ合衆国が日本人労働者移民の渡航制限を要請する
12月25日 第24議会召集
  この年   田山花袋『蒲団』
  この年   夏目漱石『虞美人草』 (「朝日新聞」)
  この年   小岩井農場がイギリスから繁殖牝馬を輸入(小岩井農場の基礎輸入牝馬)
  この年   日本メソヂスト教会成立
  この年   高知県に銃殺捕鯨が導入される
ハーグ密使事件
西暦1908年明治41年)
  2月18日 移民に関する日米紳士協約締結(排日運動により日本は米国への新規移民を禁止することを約束)
  3月  5日 時事新報社がシカゴ・トリビューンの世界美人コンクールの日本予選として日本初の美人コンテストを開催
  3月  7日 青函連絡船運航開始
  3月  7日 (夕方-9日夕方)北海道釧路地方で暴風雪(家屋倒壊により釧路町で19人、昆布森村で18人圧死)
  3月22日 東京大久保で出歯亀事件が発生
  3月    黒板勝美「国史の研究」
  4月27日 第4回夏季オリンピックがロンドンで開幕(-10月31日)
  4月28日 第1回ブラジル移民を乗せた笠戸丸が神戸港を出港(6月に到着)
  5月15日 第10回衆議院議員総選挙
  5月25日 日本とコロンビアが国交樹立
  6月10日 日新火災海上保険設立
  6月22日 赤旗事件(大杉栄、荒畑寒村ら14名を検挙)
  7月  1日 銚子無線電信局(後の銚子無線電報サービスセンタ)開局
  7月  4日 第1次西園寺内閣総辞職
  7月14日 第2次桂内閣成立
  7月25日 池田菊苗の「グルタミン酸を主要成分とせる調味料製造法」(味の素)が特許登録
  8月  1日 日光東照宮建造物26棟が当時の古社寺保存法に基づき特別保護建造物(文化財保護法における重要文化財に相当)となる
10月24日 日本統治下の台湾で縦貫線基隆・高雄間が全線開通
11月22日 第1回日米野球
11月30日 高平・ルート協定締結(日米両国の太平洋での現状維持や清の領土保全・機会均等)
11月    波多野精一「基督教の起源」
12月22日 第25議会召集
  この年   「アララギ」創刊(伊藤左千夫ら)
  この年   正宗白鳥『何処へ』
  この年   語劇の絶頂期
  この年   水俣村に日本窒素株式会社創設
  この年   中部で農民の抗税デモ
  この年   流刑が廃止される
  この年   フランス山事件
赤旗事件。第10回衆議院議員総選挙[注釈 26]。
西暦1909年明治42年)
  3月  8日 度量衡法改正公布(尺貫法・メートル法に加えてヤード・ポンド法も公認)
  4月  1日 女性教養誌『新女界』創刊(主筆・安井てつ)
  5月  6日 新聞紙法公布施行(新聞紙条例失効)
  5月20日 味の素発売(鈴木製薬所)
  6月  2日 両国国技館落成
  6月30日 京成電気軌道設立
  7月  5日 代々木練兵場設置(青山練兵場が移転)
  7月  6日 韓国併合の方針を閣議決定
  7月31日 大阪市北区で北の大火(天満焼け)、焼失戸数11,365戸 罹災地面積1.2平方キロ
  8月14日 姉川地震(江濃地震)
  9月  4日 満州及び間島に関する日清協約調印
10月11日 三井合名会社設立
10月21日 夏目漱石、朝日新聞に『満韓ところどころ』を連載(-12月30日)
10月26日 伊藤博文が哈爾浜駅で安重根に暗殺される
11月  4日 伊藤博文国葬(日比谷公園)
11月11日 米海軍が真珠湾に基地を建設
11月27日 自由劇場(小山内薫ら)第1回公演(有楽座)
12月  4日 大韓帝国の政治結社一進会が韓日合邦を要求する声明書を発する
12月22日 第26議会召集
  この年   赤坂離宮建設
  この年   北原白秋『邪宗門』
  この年   永井荷風『すみだ川』
伊藤博文#暗殺
西暦1910年明治43年)
  1月  1日 種痘法施行
  1月21日 日露両国は米国提案の南満洲鉄道中立化案を拒否
  1月23日 逗子開成中学の生徒ら12名が乗ったボートが遭難し全員死亡(真白き富士の根)
  2月14日 伊藤博文暗殺事件の犯人である安重根に死刑判決(処刑3月26日)
  3月  1日 中央倶楽部結成
  3月10日 箕面有馬電気軌道(後の阪急電鉄)が梅田-宝塚間・石橋-箕面間で開業
  3月  12日 暴風雪により、千葉県銚子市沖から茨城県鹿嶋市沖の鹿島灘にかけて、出漁中の漁船100隻以上が遭難し、900人以上が死亡
  3月13日 立憲国民党結成(憲政本党・又新会・無名会などが合同)
  4月  1日 文芸誌「白樺」創刊(武者小路実篤・志賀直哉ら)
  4月15日 京阪電気鉄道本線の大阪天満橋?京都五条間が開業
  4月15日 帝国海軍第六号潜水艇が山口県新湊沖にて潜航演習中に沈没(佐久間勉以下14名全員死亡)
  4月16日 静岡瓦斯設立
  5月  1日 文芸誌「三田文学」創刊(永井荷風)
  5月  3日 青森大火が発生(全市焼失)
  5月14日 日英博覧会開催(-10月29日)
  5月19日 地球がハレー彗星の尾の中を通過(欧米では18日)
  5月25日 大逆事件: 宮下太吉・新村忠雄ら検挙
  5月30日
  • 寺内正毅陸相が韓国統監を兼任
  • 東京競馬倶楽部設立
  6月  1日 大逆事件: 幸徳秋水・管野スガら検挙
  6月12日 宇高連絡船開業
  6月14日 柳田國男「遠野物語」
  6月25日 有楽町駅開業
  7月  4日 第二次日露協約調印
  7月14日 尋常小学読本唱歌発行
  8月  8日 明治43年の大水害
  8月10日 早川の大洪水[2]。大雨により東海道全域に被害
  8月22日 韓国併合: 日韓併合条約調印
  8月29日 韓国併合: 朝鮮総督府設置(韓国統監府改組)
  8月    福井城址にあった農業試験場にて1905年に全滅したとされているニホンオオカミが撲殺されたという記録がある(詳しくはニホンオオカミを参照)
  9月14日 千里眼公開実験(福来友吉・御船千鶴子ら)
  9月15日 呉服橋駅(東京駅の仮駅)開業
11月  3日 帝国在郷軍人会発足(会長寺内正毅)
11月  4日 江ノ島電鉄線藤沢駅・鎌倉(小町)駅間全線開通
11月16日 不二家開業
11月29日 白瀬矗らが南極探険に出発
12月10日 大逆事件: 大審院第1回公判(非公開)
12月13日 鈴木梅太郎が世界初のビタミンであるアベリ酸の発見を発表
12月19日 徳川好敏大尉(アンリ・ファルマン複葉機)日野熊蔵大尉(グラーデ単葉機)日本初の動力飛行
12月20日 第27議会召集
  この年   現在の函館中華会館が完成
  この年   足踏式脱穀機が発明される。全国に普及して農業の生産性が高まる契機となった
韓国併合。大逆事件(幸徳事件ほか)。
西暦1911年明治44年)
  2月21日 日米通商航海条約が調印され、日本の関税自主権が回復される。(小村寿太郎)
  7月13日 第3次日英同盟協約締結
  9月    女性雑誌『青鞜』創刊
関税自主権の回復により、幕末以来の不平等条約が完全撤廃される。
西暦1912年明治45年)
  1月  1日 夏目漱石『彼岸過迄』連載開始(朝日新聞、 - 4月29日)
  1月13日 山陰本線、餘部鉄橋完成(兵庫県)。3月1日より香住 - 浜坂間開業と同時に営業運転
  1月28日 白瀬隊が南極点到達を断念、南緯80度5分、西経156度37分の地点(ロス棚氷上)最終到達地点を大和雪原と命名、日の丸を立て日本領地宣言
  3月  1日 山陰本線、香住 - 浜坂間開業により京都 - 出雲今市(現:出雲市)間全通
  3月  1日 美濃部達吉『憲法講話』。これを上杉慎吉が批判して、美濃部と上杉で論争が勃発
  3月27日 尾崎行雄東京市長がワシントン市に三千本の桜の樹を贈る
  4月  1日 吉本吉兵衛・せい夫婦が寄席小屋「第二文芸館」の経営に参画(吉本興業創業)
  4月29日 夕張炭鉱で爆発事故(死亡276名)
  5月15日 第11回衆議院議員総選挙
  5月18日 日本海軍の巡洋戦艦「金剛」が進水。日本海軍最後の外国製戦艦であった
  6月  7日 日蓮宗富士派が日蓮正宗と改称
  6月  8日 日本鋼管設立
  6月    東京で自動車取締規則が定められる。当時の制限速度は16km/hとされていた
  7月  3日 通天閣(初代)完成
  7月  8日 第3回日露協約調印(特殊権益地域を内蒙古まで拡大)
  7月14日 ストックホルム五輪マラソン競技に日本代表として参加した金栗四三がレース中に倒れるも一般家庭に介抱されその後帰国、主催者に棄権の意思表示がされなかったため、記録上「競技中に失踪し行方不明」となる。その後金栗は1967年3月21日、ストックホルム五輪開催55周年を記念する式典に招待され正式ゴール、54年8ヶ月6日5時間32分20秒3の記録を残す
  7月19日 隅田川に架かる(旧)新大橋が現在の場所に鋼橋として完成
  7月20日 宮内省(現在の宮内庁)が明治天皇御不例を発表
  7月30日
  • 0時43分、明治天皇崩御、皇太子嘉仁親王践祚(第123代天皇、大正天皇
  • 元号を明治(1868年 - 1912年)から大正(1912年 - 1926年)に改元
第11回衆議院議員総選挙[注釈 27]。第一次護憲運動(憲政擁護運動)。7月30日、明治天皇崩御、皇太子嘉仁親王が天皇に践祚、大正に改元される。
第一次護憲運動(憲政擁護運動)。7月30日、明治天皇崩御、皇太子嘉仁親王が天皇に践祚、大正に改元される。
7月30日(7月30日)。明治天皇崩御(午前0時43分)、皇太子嘉仁親王が天皇に践祚、大正に改元される。
注釈
幕末の終期については、1867年11月9日(慶応3年旧暦10月14日)に徳川慶喜が大政奉還を行った時点、翌1868年5月3日(旧暦4月11日)の江戸開城の時点など、様々な見方があり得る。

政治

大政奉還

大政奉還(たいせいほうかん)

「大政」とは天下の政(まつりごと。政治のこと)の意で、 第15代将軍徳川慶喜が西暦1867年(慶応3年)、 徳川氏265年間の政権を朝廷に奉還し、 朝廷がそれを勅許した幕末期の一大政治事件をいう。

これは、徳川慶喜が政治に関するその全てを放棄したことを意味するのではない。 朝廷も何百年も政権から離れていたため、大政奉還後も幕府政治は続いていた。
その上、徳川慶喜という人物は知識や教養に加え政治力や外構にも優れており、 実質的に徳川慶喜の政治が続くことを懸念した倒幕派にクーデターを決心させた。

これが、西暦1868年1月3日(慶応3年12月9日)の「王政復古の大号令」へと続く。

王政復古の大号令

王政復古(おうせいふっこ)の大号令

日本における王政復古は、明治維新により共和政型の武家政治を廃し君主政体に復した政治転換を指す語。岩倉具視ら倒幕派公卿と、尾張藩、越前藩、土佐藩、安芸藩、薩摩藩の5藩による政変、革命であり、これに対し幕府体勢派は戊辰戦争を展開した。

江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜の大政奉還を受けて、 慶応3年12月9日(西暦1868年1月3日)、 京都御所の御学問所において、 明治天皇より勅令「王政復古の大号令」が発せられた。
これにより、 江戸幕府廃止、 同時に摂政・関白等の廃止と三職(総裁・議定・参与)の設置、 諸事神武創業のはじめに基づき、 至当の公議をつくすことが宣言され、 新政府が成立した。 大政奉還後も朝廷の委任により当面庶政を担っていた幕府はこれによって廃絶を宣言されたが、 同時に朝廷(摂関以下の公家衆の機構)もまた廃絶となり、 「天下の公議」による政治を行うため、 天皇の下で従来の朝廷の身分秩序を超えて公家・諸大名・諸藩士から登用する新政府が発足することとなった。

しかし、そこから排除された徳川家・旧幕府勢力の実体は依然存在しており、慶喜らの新政府への参画を支持する勢力もあったことから、岩倉具視や薩摩藩の西郷隆盛・大久保利通ら徳川排除派が中心となって戊辰戦争へ突入して行った。

Wikipediaによると「西暦2022年度から始まる歴史総合の教科書では王政復古のクーデターとしている。」

戊辰戦争

戊辰戦争(ぼしんせんそう) 慶応4年/明治元年(1868年)- 明治2年(1869年)

王政復古を経て新政府を樹立した薩摩藩・長州藩・土佐藩らを中核とした新政府軍と、 旧幕府軍・奥羽越列藩同盟・蝦夷共和国(幕府陸軍・幕府海軍)が戦った一連の戦いをいう。 日本最大の内戦である。 名称は慶応4年/明治元年の干支が戊辰であることに由来する。 新政府軍が勝利し、 国内に他の交戦団体が消滅したことにより、 列強が条約による内戦への局外中立を解除し、 これ以降、 同政府が日本を統治する合法政府として国際的に認められることとなった。

鳥羽・伏見の戦い。慶応4年1月3日(西暦1868年1月27日)- 慶応4年1月6日(西暦1868年1月30日)
江戸城無血開城。慶応4年(1868年)3月から4月(旧暦)にかけて、明治新政府軍(東征大総督府)と旧幕府(徳川宗家)との間で行われた、江戸城の新政府への引き渡しおよびそれに至る一連の交渉過程をさす。
東北戦争。慶応4年4月19日 - 慶応4年10月6日、下総国匝瑳郡松山村付近の松山戦争で壊滅した。
会津戦争。慶応4年9月会津藩を降伏させた
箱館戦争。官軍は明治2年(西暦1869年)5月箱館に進撃し、箱館戦争が開かれたが、5月18日五稜郭は開城され、榎本らは降伏した (→五稜郭の戦い ) 。...

慶応4 (1868) 年 (戊辰の年) 1月3日大坂から京都へ進撃した会津藩、桑名藩の兵は、 鳥羽、伏見で薩摩藩、長州藩を中心とする新政府軍と戦って敗れた (鳥羽・伏見の戦い ) 。 新政府は有栖川宮熾仁親王を東征大総督に任じ、 大坂から江戸へ退去した旧幕府勢力を追って、徳川追討の軍を起こした。 1868年2月薩長両藩兵を主力とする 20藩以上の諸兵が東海道、東山道、北陸道の三方に分かれて進発した。 徳川慶喜は恭順の態度をとって謹慎し、 駿河に迫った東征軍に対して勝海舟を通じて交渉し、 助命と引き換えに江戸城の自発的開城を約束させた。
こうした情勢のなかで徳川氏は静岡に移封されたが、 抗戦を叫ぶ旧幕臣たちは上野にこもって輪王寺宮公現法親王 (北白川宮能久 ) を戴いて彰義隊を結成、 東征軍に抗戦したが敗れ、輪王寺宮は奥羽に逃れた (彰義隊の戦い) 。 一方、鳥羽・伏見の戦いで賊名を負わされた会津、桑名両藩にも追討令が出された。 奥羽諸藩は会津藩の赦免を東征軍に斡旋したがいれられず、 ついに5月北越諸藩をも加えた奥羽越列藩同盟を結成するにいたり、 輪王寺宮を擁して官軍と対決した。
しかし奥羽・北越戦争で、優秀な装備をもつ薩長を中心とする官軍は、 まず北越を平定し、次いで9月会津藩を降伏させた (→会津戦争 ) 。 これに先立ち、旧幕府海軍副総裁榎本武揚らは、 軍艦8隻に搭乗して江戸を脱出、箱館を占拠し、 武器、軍艦の引き渡しを拒んだ。 官軍は、翌明治2 (1869) 年5月箱館に進撃し、箱館戦争が開かれたが、 5月 18日五稜郭は開城され、榎本らは降伏して (→五稜郭の戦い ) 、 戊辰戦争は終結した。
この国内戦の結果、旧幕府体制は根底から崩壊し、 明治絶対主義国家確立の道が開かれた。

一世一元の詔

一世一元の詔(いっせいいちげんのみことのり)

慶応4年9月8日(グレゴリオ暦 1868年10月23日)、 慶応4年を改めて「明治元年」とするとともに、 天皇一代に元号一つという「一世一元の制」を定めた詔。
明治改元の詔ともいう。

国立国会図書館が運営する日本法令索引(明治前期編)では、 西暦1979年(昭和54年)の「元号法」制定によって一世一元の詔は効力が消滅したとされているが、 法務省大臣官房司法法制調査部編集『現行日本法規』では、西暦1889年(明治22年)の旧・皇室典範の制定により失効したとされている。


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