小窓
大綜麻杵命(おおへそきのみこと)

作成日:2023/4/16

大綜麻杵命
おおへそきのみこと
時代  弥生時代
生没年 不詳
別名  大綜麻杵、大綜杵命、太綜杵命、
      大閉蘇杵命、大閉蘓杵命
官位  大禰、大臣
主君  孝元天皇開化天皇
氏族  物部連等祖
父親  大矢口宿禰命
母親  坂戸由良都姫
配偶者 高屋阿波良姫
子   子伊香色雄命、伊香色謎命
 
大綜麻杵命(おおへそきのみこと)『日本書紀
大綜杵命(おおへそきのみこと)『先代旧事本紀
大閉蘇杵命(おおへそきのみこと)『新撰姓氏録
古代日本の豪族・物部連の祖。

日本書紀』の崇神天皇紀に崇神天皇の母・伊香色謎命の父として物部氏遠祖大綜麻杵と見える。 『日本書紀』ではそれ以外に目立った活動は伝えられないが、 『先代旧事本紀』の「天皇本紀」では、 孝元天皇即位8年春正月に物部連公の祖・宇摩志麻治命の子孫である大綜杵命を大禰とし、 兄弟の欝色雄命を大臣としたことが記される。 また、開化天皇即位8年春正月には大臣となったことが伝えられる。

新撰姓氏録』左京神別の大宅首条では建新川命の祖父として登場する。

なお、物部氏初期の系譜は史料によって混乱が見られるが、 大綜麻杵命については饒速日命の5世孫で内色許男命と同一世代(兄弟)とする系譜にはほとんど異説がない。