小窓
廬城部枳莒喩(いおきべのきこゆ)

作成日:2023/5/19

廬城部枳莒喩(いおきべのきこゆ) 古墳時代の豪族。姓は連。生没年不詳

廬城部氏伊福部氏)は、 「伊福吉部」・「五百木部」とも表記し、 「いふくべ」とも読み、 大化の改新以前の部民に由来している。 景行天皇の皇子、 五百城入彦皇子の名代とする説もある。 以下に述べるように、廬城部枳莒喩の息子の武彦(たけひこ)は湯人(ゆえ)として朝廷に仕えていたわけであるが、 そこから湯を扱う下級官吏として、 息吹(いふき)が訛ったものだとする説もある。

『新撰姓氏録』は、「五百木部連」は尾張連と同じ祖先で、 火明命(ほあかりのみこと)の子孫であるとしている。 宮城十二門の一つ、殷富門(いんぷもん)の名前の由来にもなっている。