モーメント・マグニチュード (英: Moment magnitude scale,
Mw)
wはwork(仕事)の頭文字を意味する。
モーメント・マグニチュードは、
中規模以上の地震においてエネルギー量を表す指標値(マグニチュード)である。
モーメント・マグニチュードで計測した指標値はマグニチュード(記号:M)で示されているが、
他のマグニチュード計測法の指標値と区別するため、
モーメント・マグニチュード(記号:
Mw)と明示されることが多い。
モーメント・マグニチュードは
西暦1935年代に定義されたローカル・マグニチュード(リヒター・スケール)の計測値を基準にして開発されている。
コンセプトと計算式は異なるが、
同規模の地震のマグニチュードを計測した場合、
いずれもほぼ同等の計測値が得られるよう設計されている。
適切な条件の基では、ローカル・マグニチュードと同様に、
モーメント・マグニチュードは対数スケールの特性に従って、
値の増加は放出されるエネルギー量の約32倍の増加に対応する。
これによりモーメント・マグニチュード7の地震は、
マグニチュード6の約32倍、マグニチュード5のちょうど1,000倍のエネルギーを放出する。
ここで、マグニチュードが2あがると約1000倍、
と示す人がいるが、マグニチュードが1上がる場合の約32倍というのは√
1000倍のことなので、
マグニチュードが2あがるとちょうど1000倍になるのである。
モーメント・マグニチュードは断層面の剛性率・断層面積の合計・断層全体の変位量の平均の積である地震モーメントから算出される。
地震モーメントが弱い地震では正しく計測できないため、
モーメント・マグニチュードはマグニチュード3以下の弱い地震では適切なマグニチュード値を計測することができない。