東北地方太平洋沖地震 /
東日本大震災
西暦2011年3月11日(金)14時46分ごろ
発生した日付から
3・11(さんてんいちいち、さんいちいち)と称することもある。
東北地方太平洋沖地震は、
西暦2011年(
平成23年)3月11日(金)14時46分ごろ、
日本の三陸沖の太平洋を震源として発生した地震である。
地震の規模はマグニチュード (
Mw) 9.0で、
日本の観測史上最大規模だった。
宮城県栗原市で最大震度7が観測された。
気象庁により震度7が記録されたのは、
西暦1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、
西暦2004年の新潟県中越地震以来、
観測史上3回目である。
この地震による被害は「
東日本大震災」と呼ばれる。
本震の地震動とそれに伴う津波、
およびその後の余震は東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらし、
日本において第二次世界大戦後最悪の自然災害とも言われている。
また、
国際原子力事象評価尺度で最も深刻なレベル7と評価された福島第一原子力発電所事故も併せて発生した。
東日本大震災は、
大規模な地震災害であることから大震災と呼称される。
東日本各地での大きな揺れや、大津波、火災等により、
東北地方を中心に12都道県で2万2000人余の死者(震災関連死を含む)・行方不明者が発生した。
これは明治以降の日本の地震被害としては関東大震災、明治三陸地震に次ぐ規模となった。
沿岸部の街を津波が破壊し尽くす様子や、
福島第一原子力発電所におけるメルトダウン発生は、
地球規模で大きな衝撃を与えた。