小窓
長岡京

作成日:2023/3/6

長岡京(ながおかきょう)は、山城国乙訓郡にあった奈良時代後期の都城。
(現在の京都府向日市、長岡京市、京都市西京区)。
宮域跡は向日市鶏冠井町(かいでちょう)に位置し、「長岡宮跡」として国の史跡に指定されている。
延暦3年11月11日(西暦784年)、 桓武天皇により平城京から遷都され、 延暦13年10月22日(西暦794年)に平安京遷都されるまで機能した。

政治の中心である宮城は向日市に、 経済の中心である東西市(とうざいいち)は長岡京市に、 交通の中心であり都の玄関にあたる山崎(やまざきのつ)は大山崎町に、 淀(よどのつ)は京都市にあった。

延暦4年(西暦785年)には遷都の首唱者で造長岡宮使の藤原種継が暗殺され、 これに関係したとされる早良(さわら)親王の廃太子事件が起きた。 完成近かった都も洪水や政争が続き、早良親王の怨霊(おんりょう)に悩まされた桓武天皇によって、 わずか7年で平安京へ都を遷すこととなった。