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豊前国(ぶぜんのくに)

作成日:2023/3/18

豊前国(ぶぜんのくに)/ 豊州(ほうしゅう)、二豊(にほう)。かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。

西海道の一国。 国力区分は上国、 遠近区分は遠国。 現在の福岡県東部、大分県北西部。
別称の「豊州」は、豊後国とあわせて、または単独での呼称。また、「二豊」は、豊後国とあわせての呼称。

古墳時代の豊前国内は、 北西部を中心とした地域に豊国造、 宇佐郡を中心とした地域に宇佐国造が設置された。

7世紀末に、 豊国(とよのくに)を分割して豊後国とともに設けられたとされる。

西暦1871年明治4年)7月14日の廃藩置県で豊前国内にあった豊津藩、 千束藩、中津藩がそれぞれ県となり、 同年11月14日の第1次府県統合によって3県および豊前国内の日田県管地(企救郡等)が統一されて小倉県となった。

西暦1876年明治9年)4月に小倉県は福岡県に編入されたが、 同年8月、 豊前国(延喜式8郡)のうち最南部の2郡(宇佐郡・下毛郡)は大分県に編入された。

赤:豊前国 緑:。(Wikipediaのsvgファイルへリンク)