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作成日:2025/8/14
事故発生日:
西暦1979年
10月31日
便名:ウエスタン航空 2605便(機体記号:N903WA)
機種:マクドネル・ダグラス DC-10-10
死者:乗員乗客88人中72人と地上の1人が死亡。
状況:
ウェスタン航空2605便着陸失敗事故
は、
西暦1979年
10月31日の早朝に、 ロサンゼルス発メキシコシティ行きの国際旅客定期便ウェスタン航空2605便が霧の中メキシコシティのベニート・フアレス国際空港に着陸する際、 メンテナンスのため閉鎖されていた滑走路に着陸し大破した事故である。 搭乗していた88人のうち72人と地上の1人が死亡した。 この事故はメキシコでは
メキシカーナ航空704便墜落事故
および
メキシカーナ航空940便墜落事故
に次いで死者数が多い航空事故となり、 DC-10による航空事故では7番目に死者数が多い事故となった。
西暦1979年
はDC-10による大事故が多発しており、 5か月前にはオヘア国際空港で
アメリカン航空191便墜落事故
が、 1か月後にはエレバス山で
ニュージーランド航空901便墜落事故
が発生している。 ...
事故概要
同便は滑走路23Rへの着陸を指示されたが、 あやまって路面の補修工事のため閉鎖中の23Lに接地した。 その後エンジン出力を上げ着陸復行が試みられたが、 右主脚が駐車していたトラックに激突し引きちぎられ、 それが右水平尾翼と昇降舵を直撃した。 その後機体が右に傾き右翼が滑走路端から1,500mの地点にあった油圧ショベルの運転席に激突した後、 建物に衝突し出火した。 この事故で搭乗者のうち72人と地上の1人が死亡した。