状況:704便はモンテレイへ向けて現地時間の午前7時02分にメキシコシティを出発した。
フライトは着陸体制に入るまで特に問題はなく、
1500ft-
1600ft/分 (460m-490m/分)で降下を始めた。
デル・ノルテ国際空港へのアプローチ中にクルーは管制官に天候と空港の状況を問い合わせ、
管制側からは視界が150m程で霧と小雨があり、
そして空港には他の航空機がいない事の報告を受けた。
その後クルーはシエネガ・デ・フロレスの無線標識局が稼働しているかを問い合わせたが、
停電の為稼働していないとの回答を得た。
その後704便はこの標識局から発せられていたビーコンとよく似たビーコンを何故か受信しているとの連絡をした後、
空港を視認したと連絡した。
これが704便からの最後の通信だった。
その後機体は空港から20km程離れたシエラ・デル・フライレ山に激突し、
搭乗していた79人全員が死亡した。
事故機は墜落の5分前から過大な降下率と飛行速度となり、
管制の指示であった左旋回での待機も右旋回で行なうなど不可解な行動を取っていた。