小窓
山城国(やましろのくに)

作成日:2023/3/11

山城国(やましろのくに) かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。

畿内に属する。 国力区分は上国、 遠近区分は畿内。 現在の京都府の南部。

「やましろ」は、古くは「山背」「山代」と記され、 7世紀に「山背国」という表記で国が建てられた。

この名称は、 平城京から見て「奈良山のうしろ」にあたる地域であることから来ていると云われている。

西暦794年12月4日(延暦13年11月8日)の平安京命名の際に、 桓武天皇が、山河が襟帯して自然に城をなす形勝から「山城国」に改称した。 これが「城(ジョウ、き)」という字を「しろ」と読む原因となった。 平城京時代の木簡を見る限り「山代国」・「山背国」の表記は並存していたと見られている。

赤:山城国 緑:畿内。(Wikipediaのsvgファイルへリンク)
領域
明治維新直前の領域は、現在の京都府の下記の区域に相当する。