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三代格式(さんだいきゃくしき)
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作成日:2023/3/25
三代格式(さんだいきゃくしき)
とは、
平安時代
に編纂された弘仁格式、 貞観格式、延喜格式の三つの格式(律令の補助法令・いわゆる取説)の総称である。 弘仁・貞観・延喜とは、それぞれの格式が編纂された年代の元号であるが、 実際に完成し施行された年代の元号とは、ずれが生じることもある。
弘仁格式(こうにんきゃくしき)
。
嵯峨天皇
が藤原冬嗣に編纂させた。
弘仁格。
西暦701年
(
大宝
元年)から
西暦819年
(
弘仁
10年)までの格を編纂。一部現存。
弘仁式。
西暦701年
(
大宝
元年)から
西暦819年
(
弘仁
10年)までの式を編纂。一部現存。
貞観格式(じょうがんきゃくしき)
。
清和天皇
が藤原氏宗に編纂させた。
貞観格
西暦820年
(
弘仁
11年)から
西暦868年
(
貞観
10年)までの詔勅官符集。
西暦869年
(
貞観
11年)完成。現存せず。
貞観式。
西暦871年
(
貞観
13年)完成。現存せず。
延喜格式(えんぎきゃくしき)
。
醍醐天皇
が藤原時平に編纂させた。
延喜格
西暦869年
(
貞観
11年)から
西暦907年
(
延喜
7年)の間の詔勅官符集。
西暦908年
(
延喜
8年)に施行。現存せず。全12巻。
延喜式
西暦905年
(
延喜
5年)から編纂され、
西暦927年
(
延長
5年)に完成。
西暦967年
(
康保
4年)に施行。全50巻。