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企業ヨーロッパ

作成日:2022/9/29

アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)  フランス

アルカテル・ルーセント(仏: Alcatel-Lucent)は、 かつて存在したフランスを本拠とする通信システム・装置メーカー。 ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所に上場していた。

西暦2006年12月1日にアルカテル社とAT&T系のルーセント・テクノロジーが合併し、 アルカテル・ルーセントとなった。 西暦2016年、 フィンランドの通信インフラ開発企業ノキアに買収され、 ノキアネットワークス社へ統合された。

通信事業者やプロバイダ、一般企業に対する通信インフラ、 システムを世界規模で提供し、 固定通信および移動通信向けブロードバンドインターネット接続、 アプリケーションの分野において主導的な地位を占め、 宇宙事業や軍用通信分野にも進出していた。 傘下に有名なベル研究所があり、 世界130ヶ国以上でビジネスを展開するグローバル企業であった。

エレクトロラックス(Aktiebolaget Electrolux)  スウェーデン

エレクトロラックス(AB Electrolux / Electrolux)

AB(スウェーデン語で株式会社の意)エレクトロラックスは、 スウェーデンのストックホルムに本社を置く、 世界有数、 ヨーロッパ最大の家電メーカーである。 世界150か国において、 年間5,000万台以上の製品を販売し、 冷蔵庫などの白物家電のほか、 掃除機などの小物家電製品、 業務用製品も製造販売している。 ナスダック・ストックホルム上場企業。

西暦2014年のエレクトロラックスの売上額は約1兆5,500億円、 従業員数は60,000人。 西暦1912年に世界で初めて家庭用真空式電気掃除機を販売して以来、 100年以上に渡って事業を展開している。

西暦1910年にエレクトロメカニスカ(Elektromekaniska)株式会社としてスウェーデンで発足し、 西暦1919年にラックス(Lux )株式会社と合併してエレクトロラックス(Elektrolux )と名前を変え、 西暦1957年に現在のエレクトロラックス(Electrolux )へと綴り字を変えた。 家電や業務用の厨房機器、冷蔵機器、洗濯・乾燥機器、 さらにアウトドア関連機器などさまざまな分野において事業展開している。 家庭用電気掃除機(西暦1912年)やノンフロン冷凍冷蔵庫(西暦1993年)を世界で初めて発売したことで知られている。

現在は自社ブランドとしてのエレクトロラックスブランドの他にも、 アーエーゲー・エレクトロラックス(AEG-Electrolux )やザヌーシ(Zanussi )、 フリッジデール、 ユーレカ(Eureka )といったブランドを用いて製造・販売を行っている。 かつては「Electrolux by TOSHIBA」のブランドで東芝と提携していたが、 西暦2006年で終了した。 西暦2004年コードレス・スティック型掃除機「エルゴラピード」シリーズを発売し、 西暦2013年にはコードレススティック掃除機において日本のマーケットシェア1位を獲得。 エルゴラピード発売10周年である西暦2014年度には、 世界累計販売台数が1000万台を突破した。 また、 西暦2012年、 エレクトロラックス100年の歴史の中で初めて日本市場に特化して開発された掃除機「エルゴスリー」が登場した。

プーマ(Puma)  ドイツ

プーマ(Puma)

プーマ(Puma SE)は、 ドイツのバイエルン州ミッテルフランケン・ヘルツォーゲンアウラハを本拠地とするスポーツ用品の製造・販売を行う多国籍企業。

西暦1948年、 ルドルフ・ダスラー(アディダスの創業者アドルフ・ダスラーの兄)によって設立される。 西暦1959年に株式合資会社(KG)、 西暦1986年に株式会社(AG)、 西暦2011年に現在の欧州会社(SE)に組織変更。

フィリップス(Philips)  オランダ

コーニンクレッカ フィリップス(Koninklijke Philips N.V.   英文正式表記:Royal Philips)

ヘルスケア製品・医療関連機器を中心とする電気機器関連機器メーカーで、 オランダのアムステルダムに本拠を置く多国籍企業である。

日本法人である株式会社フィリップス・ ジャパンは、東京都港区港南に所在。 日本法人については、 西暦2017年10月に株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンから、 株式会社フィリップス・ジャパンに社名を変更した。

日本では、電気かみそり(シェーバー)や電動歯ブラシで知名度が高い。 それ以外ではコンピュータ断層撮影 (CT)、 核磁気共鳴画像法 (MRI)、 自動体外式除細動器 (AED)などの医療機器分野で高い技術力を持っている。 かつては照明機器、半導体素子、AV機器(音響機器・映像機器)分野で知られ、 コンパクトカセット、レーザーディスク (LD)、コンパクトディスク (CD)、 DVD+R/RW、Blu-ray Discなどの開発、提唱元の一つとして知られていた。

インダストリアルデザインに凝った製品が多く、 その分野でも先駆的存在であり、 デザイナーを社内に多く擁しているのも特徴であった。 初期型CDプレーヤー「CD-34」は、 独自開発のスイングアーム式ピックアップ(弧を描く形でCDを読み取る方式)と、 4fsオーバーサンプリング左右独立14bitDAC+ノイズシェイパー+デジタルフィルタの構成であった。 アナログ的なアプローチをした音作りがなされていたことから、 特にクラシック音楽ファンに人気を呼び、 ソニー製「D-50」と並んでコンパクトディスクの普及に大きな役割を果たした。

ロジクール

株式会社ロジクール(Logicool Co Ltd.)

株式会社ロジクールは、 コンピュータ周辺機器をはじめ、 ゲーミング・ミュージック・ビデオなどの分野におけるデジタルデバイスを提供する企業。 スイス・ローザンヌに本社を置くLogitech International S.A. (SIX: LOGN, NASDAQ: LOGI) の日本法人である。

同社の製品を日本においてはLogicoolブランドで販売している。

世界的には「Logitech」ブランドで展開しているが、 日本のみ「Logicool」ブランドで展開している。 これは、Logitech日本法人設立の西暦1988年当時すでに関東電子機器販売子会社のロジテック株式会社が存在していたためである。 関東電子機器販売による「ロジテック」商標の出願は西暦1974年と、 Logitech本社創業の西暦1981年より前であった。 Logitech日本法人設立時の社号は「ロジテック・パシフィック」であり、 西暦1996年に現在の「ロジクール」へと改称した。

西暦2015年7月に、 Logitech Internationalがブランドロゴを変更するのに伴い、 日本法人のロジクールもブランドロゴの変更を行っている。 なお、現在のロゴは3代目にあたり、 歴代のデザインは全てTimothy Wilkinsonというデザイナーが担当している。 ...
主に以下の製品を販売する。 ゲーミング向け製品については特に「Logicool G」のブランドで販売している。

このほか、 ポータブルスピーカーを開発する米国のアルティメット・イヤーズ (Ultimate Ears, UE)、 スポーツに特化したイヤホンを開発する米国のジェイバード (Jaybird)、 ゲーミング向けヘッドセットやアンプを開発する米国のASTRO Gaming、 各社の製品に関して、 日本ではロジクールが販売代理店となっている。

なお、スイス本社のLogitech (Logitech International S.A.) と日本のコンピュータ周辺機器メーカーであるロジテック株式会社 (Logitec Corp.) は無関係である。