半導体素子 英語:semiconductor device
半導体素子とは、
半導体で作られた電子回路の構成要素である。半導体デバイスともいう。
また
半導体素子は
”半導体”と呼ばれることも多い。、
この場合は、
物質である
半導体ではなく、
半導体素子を指している。
これは話の脈絡により判断する他ない。
半導体素子は種類ごとに電気的特性と機能を持っており、
基本素子として整流機能を有するダイオード、
増幅機能を有する
トランジスタ、
スイッチング機能を有するサイリスタ等がある。
またシステム的なものとして、
トランジスタの論理回路を集積させて高度な演算機能を実現する
集積回路(IC・LSI)、
CCD・CMOSを利用した光電変換機能を集積した固体撮像素子などがある。
これらについて半導体素子・半導体デバイスは動作原理を表す概念的モデルから、
具体的な製品まで、様々なレベルのものを指す。
コンピュータ、携帯電話等の電子機器でその中心的機能を担っている。
さらに機械分野でも制御機能の高度化に伴い自動車や各種産業機器にも組込まれている。
世界の電子機器メーカーの半導体需要は、
西暦2018年において4,766億ドルであった。