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ベルギー王国

作成日:2022/2/16
ベルギー王国
公用語 オランダ語
フランス
ドイツ語
首都 ブリュッセル市
国家元首 国王、首相
面積 30,528km2
面積順位 136位
人口 1159万人
人口順位 78位
人口密度 382.7人/km2
GDP(MER) 5149億2000万ドル
1人あたり 44,688ドル
西暦2020年
独立-宣言 西暦1830年10月4日
  -承認 西暦1839年
    ネーデルラント連合王国から
 
ベルギー王国、通称 ベルギーは、 西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家。 隣国のオランダ王国ルクセンブルク大公国と合わせてベネルクスと呼ばれる。

首都ブリュッセル(ブリュッセル首都圏地域)は欧州連合(EU)の主要機関の多くが置かれているため「EUの首都」とも言われており、 その通信・金融網はヨーロッパを越えて地球規模である。

憲法上の首都は、 19の基礎自治体からなるブリュッセル首都圏の自治体のひとつ、 ブリュッセル市である。

ベルギー、 オランダ王国ルクセンブルク大公国の3か国を合わせてベネルクス三国と呼ばれる。

地図

国旗

ベルギー.svg

ベネルクス

ベネルクス(Benelux)とは、 ベルギー王国オランダ王国ルクセンブルク大公国の3か国が、政治的、経済的な協力関係を構築している集合を指す。 このためベネルクス三国とも呼ばれる。 また、この3国はベネルクス経済連合(以下「ベネルクス」という。)を設立している。

この3か国は、 いずれも立憲君主制を採用している。 周辺の国に比べて国土が狭いという特徴を有し、 3か国全てを合わせても、 国土面積は隣国ドイツの1/5、 フランスの1/9程度に過ぎないが、 人口密度は非常に高い。

この3か国は大国に対抗するために、 古くから緊密な政治的、経済的な協力関係を構築している。 第二次世界大戦直前にはナチス・ドイツへの脅威から中立を宣言していたが、 西暦1940年5月10日未明、 ドイツは3カ国同時に侵攻を開始。 占領を許したこともあった。 戦後は欧州連合(EU)がまだ欧州共同体(EC)であった時代から加盟し、 西側諸国の一員となった。 ブリュッセルやルクセンブルク市はEUの政治的な中心都市となった。

元来、3か国は歴史的に常に密接な関わりを持っていた。 3か国の領域は、 かつて「標高の低い土地」といった意味で「ネーデルラント」と呼ばれていた。 歴史的には中世末期にいずれもブルゴーニュ公国による支配を受け、 近世初頭には共にハプスブルク家領に入っていた。 西暦1814年から西暦1830年の間にはウィーン会議の取り決めにより、 現在の3国はネーデルラント連合王国として統合した。 現在のベネルクスの分立が定まったのは、 ルクセンブルク大公国がオランダ王国との同君連合を廃止した西暦1890年である。

現在の3か国の緊密な関係は、 西暦1921年にベルギー・ルクセンブルク経済同盟が締結された後、 西暦1944年に調印し、 西暦1948年に発効したベネルクス関税同盟で本格化した。 西暦1960年には関税に加え、 労働力と資本を自由化したベネルクス経済連合が発足し、 欧州共同体の起源となった。