小窓
息長真手王(おきながのまてのおおきみ)

作成日:2023/6/13

息長真手王(おきながのまてのおおきみ) 生没年不詳

5世紀から6世紀頃の日本の皇族。
王女に麻績郎女・広姫
麻績郎女は継体天皇の妃として荳角皇女を産み、 広姫は敏達天皇の皇后として押坂彦人大兄皇子・逆登皇女・菟道磯津貝皇女を産んだ。

王女2人が天皇の妃となった以外、さしたる事蹟の記述はない。

娘の一人が「継体天皇」に嫁ぎ、 もう一人の娘がその孫「敏達天皇」の皇后・広姫であるというが、 『記紀』などによって「継体」の生年は西暦450年、 一方「敏達」の生年は西暦538年であり、 娘が二人の大王に輿入れしたとは考えにくい。
伝承が混乱しているのか、 或は記紀の編集者が意図的に系図に手を加えた可能性が強い。