アエロフロート航空7425便は、
カルシ-ウファ-レニングラード間を飛行する国内線の定期旅客便であり、
アエロフロート航空の
ウズベキスタン担当部門が運行していた。
7425便は高度
38,100フィートを
失速速度に近い
対気速度400km/hでウファからレニングラードへ向かっていた。
低速で飛行しているため機体に振動が発生したが乗員はエンジンサージが発生したと誤解し、
エンジン出力をフライト・アイドルまで減速させるためにスラストレバーを操作したが、
それにより
対気速度がさらに低下し290km/hになった。
機体は失速して水平錐揉み状態となり
ウズベキスタン(当時はソビエト連邦)のウチュクドゥク付近に墜落した。乗客191人と乗員9人の全員が死亡した[2]。
これはソビエト連邦および
ウズベキスタンの航空史上最悪の事故となり、
西暦2012年現在Tu-154による航空事故の中で史上最も死者数が多い航空事故となっている。