1080便は
YEKT10月7日19時48分にコルツォヴォ空港の滑走路26から離陸滑走を開始した。
離陸時、空港では横風が吹いていた。
また、事故機は過積載の状態であり、
110ノットの速度で離陸した。
離陸から2分後、パイロットはエンジン故障を管制官に報告した。
地上
340フィート付近で、
機体は左へ傾斜し始めた。
19時51分、管制官は空港付近の丘で閃光と火災が起きるのを目撃した。
1080便は墜落時、
高さ
75フィートの木々に接触した。
その衝撃により、スタビライザーが分離した。
その後地面に激突し、乗員乗客38人全員が死亡した。
民間航空事故調査委員会のソビエト州立研究所は、
墜落はパイロットエラーによるものだとした。
事故機は過積載の状態になっていたため、
通常よりも多い推力が必要となった。
また、パイロットは着氷条件を考慮に入れておらず、
除氷装置を作動させていなかった。
そのため、離陸直後に左エンジンが故障し、
他の2基も推力が充分に出なかった。
調査委員会は、
管制官がパイロットに付近の地形について伝えなかったことも要因であると述べた。