事故発生日：
西暦1977年9月8日
便名：全日本空輸 855便（機体記号：JA8755）
機種：日本航空機製造 YS-11A-500
死者：なし（乗員乗客55名のうち乗客13名が全治3日から10日のけがを負った）
状況：
西暦1977年9月8日午後1時に東京・東京国際空港を離陸した全日本空輸855便は、
YS-11で運航されていた。
伊豆大島の大島空港に午後1時44分に南側から着陸しようとしたが、
1200m滑走路の中ほどに着陸したあと、
オーバーランし車輪を排水溝にひっかけて折損し、
胴体着陸し機体は中破した。
この事故で乗員乗客55名のうち乗客13名が全治3日から10日のけがを負った。
西暦1980年2月13日に、運輸省航空事故調査委員会は、
当事故の原因は、同機が着陸の際、雨にぬれた滑走路の中央標識付近に、
速い速度で接地したため、滑走路内に停止できず、
オーバーランしたものであると発表した。
事故を起こした機体は、
7年前の
西暦1970年12月29日にも
熊本空港で離陸できずにオーバーランをする事故を起こしている。
ただし、こちらの事故の原因は昇降舵の凍結によるものであり本事故との関連性は無い。