事故発生日:
西暦1973年1月22日
便名:アリア・ヨルダン航空 チャーター便(機体記号:JY-ADO)
(運航はナイジェリア航空 (en))
機種:ボーイング 707-3D3C
死者:乗員9人乗客193人。合計202人中176人が死亡。
状況:カノ航空惨事は、
西暦1973年1月22日に発生した航空事故である。
キング・アブドゥルアズィーズ国際空港発ムルタラ・モハンマド国際空港行きだったチャーター便が、
マラム・アミヌ・カノ国際空港への着陸時に大破し出火した。
乗員乗客202人中176人が死亡した。
この便は、ナイジェリア航空がチャーターした便で、
搭乗者の多くはサウジアラビアのジェッダからナイジェリアのラゴスへ向かう巡礼者であった。
事故当時、ラゴス周辺の天候が悪かったため、
パイロットはナイジェリアのカノへの
ダイバートを行った。
カノ国際空港は当時強風が吹いていた。
着陸時、ノーズギアが最初に接地し滑走路の窪みに接触し破損した。
その後右メインギアも破損し機体は滑走路を逸脱、
180度回転し停止した。事故の衝撃により火災が発生し、
乗員乗客202人中176人が死亡した。
この事故は、
14か月後に
トルコ航空981便墜落事故が発生するまでは史上最悪の航空事故となっていた。