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航空機事故詳細

作成日:2025/5/16

事故発生日:西暦1973年1月21日
便名:アエロフロート 6263便(機体記号:CCCP-46276)
機種:アントノフ An-24B
死者:乗員5人乗客34人。合計39人全員が死亡。
状況:アエロフロート航空6263便墜落事故は、 西暦1973年1月21日にソビエト連邦で発生した航空事故である。 6263便は、 クラスノダール発ペルミ行きの国内定期旅客便で、 途中ヴォルゴグラード、サラトフ、カザンを経由したのち、 ペルミに着陸する予定であったが、 その少し前に降下旋回に入り、 目的地であるペルミ国際空港から約91キロメートル離れたペルミ州ボリシェソスノフスキー地区に墜落した。
6263便はペルミに着陸する約15分前、 高度17,700 ftで突然右に傾き、 続けて逆方向に傾いた後、 時速約1,000キロメートル毎時に達する高速で旋回しながら降下を始めた。 高度約8,900 ftにおいて、 大きな重力加速度により機体が破断した。 機体は、ペルミから約91キロメートルのペルミ州ボリシェソスノフスキー地区に墜落した。 航空機に乗っていた乗員・乗客39人のうち、 墜落では4人が生き残ったが、 救助隊が現場に到着するまでに生存者も全員死亡した。
捜査当局は墜落の原因を断定できなかった。 しかし、事故機についているはずのない緑色の塗料の点など、 ミサイルが爆発した兆候がいくつか見つかった。 だが、ソ連国防省は墜落時にその地域で演習があったことを否定した。