状況:
西暦1970年11月27日午後5時5分頃、
アメリカ・ワシントン州タコマのマコード空軍基地発アラスカ州アンカレッジ経由東京(横田基地)経由南ベトナム(現・
ベトナム)・カムラン米空軍基地行きキャピトル・インターナショナル航空 C2C3/26便DC-8-63CFが、
アンカレッジ国際空港を離陸時にオーバーランした。
この事故で、乗員10人乗客219人、合計229人のうち、
乗員1名乗客46名、合計47人が死亡した。
アメリカの軍事航空輸送部隊(Military Airlift Command:MAC)のチャーター便であった事故機は、
アンカレッジ国際空港で離陸滑走中に
エアボーン出来ずにオーバーランし、
木製の塀、ILS設備、深さ12ftの排水溝に衝突し炎上した。
事故機は、離陸滑走中に離陸に必要な速度を得ることが出来なかったためオーバーランした。
運航乗務員は、V1(離陸決心速度)に達するまで加速が足りないことに気付かなかった。
主脚のブレーキシステムが作動(油圧ブレーキの故障によるものかパーキングブレーキが不意に作動したことによる)しており、
車輪がロックした状態であった。
事故当時、滑走路は一部凍結していた。
事故機は
西暦1969年に製造された。