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航空機事故詳細

作成日:2025/6/14

事故発生日:西暦1961年9月18日
便名:国際連合 チャーター機 運航はトランスエア・スウェーデン(機体記号:SE-BDY)
機種:ダグラス DC-6B
死者:乗員5人乗客11人、合計16人全員が死亡。
状況:国際連合事務総長のダグ・ハマーショルドがコンゴ動乱の停戦調停に赴く途上、 搭乗機が北ローデシア(現在のザンビア)のンドラで墜落。 現職の国連事務総長の事故死というニュースに加え、 操縦士が警護上の理由から事前にフライトプランを提出していなかったこと、 ソ連が国連のコンゴ動乱への介入を反ソビエト的だと非難し、 事務総長の辞任を求めていたことなどから、 同機の撃墜説や事務総長暗殺説が信憑性をもって広まったが、 事故調査では事故機に被弾や爆発の痕跡は発見されなかった。 同機の経由地である北ローデシ アのンドラ(Ndola)空港は海抜1270メートルである。 ところが最終目的地のコンゴにはンドロ(Ndolo)空港という海抜279メートルの空港があり、 この両者を操縦士が混同した結果、 ンドラ空港への着陸進入中高度が低くなり過ぎたことが事故原因と結論づけられたが、 機密情報で全てが開示出来ないこともあり、 再調査が続けられている。