状況:
トランス・ワールド航空903便墜落事故とは、
アメリカ合衆国の航空会社であったトランス・ワールド航空の旅客機がエジプトで墜落した航空事故である。
西暦1950年8月30日。
トランス・ワールド航空903便は
インド・ボンベイを出発し、
ニューヨークアイドルワイルド国際空港へ向かう定期国際線であった。
当日はレシプロ旅客機ロッキード・L749Aの愛称「スター・オフ・メリーランド」(機体記号:N6004C)で運航されていた。
経由地である
エジプト・カイロより次経由地である
イタリアのローマへ向けて夜間飛行に向かった。
当日は好天であり乗客48人と乗員7人の55人を乗せ現地時間23時35分にカイロを離陸した。
903便が
10,000フィートを上昇中に、
第3エンジンが火災を起こしてしまった。
そのため操縦乗員は直ちにカイロへ緊急着陸すると報告した。
しかし途中でエンジンが機体と分離したため、
カイロより
65マイルの砂漠不時着陸を試みたが、
着地の衝撃で機体は現地時間の8月31日2時03分にバラバラとなった。
生存者はいなかった。
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