夏島貝塚(なつしまかいづか) 9500±400年前
住所:神奈川県横須賀市夏島町
⇒wiki
⇒ 横須賀市
夏島貝塚は、縄文時代早期・初期の貝塚。
第一貝塚と第二貝塚に分かれている。
また、国の史跡に指定され、
出土品は国の重要文化財(指定日:
西暦1972年(
昭和47年)1月27日)に指定されている。
夏島貝塚は縄文時代早期の貝塚で西暦1950年(昭和25年)と西暦1955年(昭和30年)の2回の発掘調査によって、
重層する貝層からは夏島式土器を主体とした早期から前期前半の各時期の土器や、
石鏃(やじり)・石斧などの石器類のほかに骨製の釣針などが出土した。
また、このほかに当時の人たちが食べてすてた、
ハマグリ・アサリ・カキなどの貝類、マグロ・ボラ・クロダイなどの魚類、
イノシシ・シカなどの哺乳類の骨も大量に出土した。
夏島貝塚を代表する「夏島式土器」は、
この貝塚出土の土器を標準にして付けられたものである。
この土器と同じ貝層から出土した木炭や貝殻を科学的に測定したところ、
今から約9500年前のものであるという数値が示された。
このことによって、
夏島貝塚はわが国で最も古い貝塚の一つであるとされている。