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航空機事故詳細

作成日:2025/6/28

事故発生日:西暦2023年4月18日
便名:海上保安庁 訓練機(機体番号:JA-395A)
機種:セスナ 172
死者:なし。(教官と研修生の2人は捻挫や挫傷を負った)
状況:海上保安庁訓練機不時着事故は、 西暦2023年4月18日に、 大分県宇佐市で発生した海上保安庁の小型機(練習機)による航空事故。 エンジントラブルにより、農地に不時着した。
事故の経緯
海上保安学校宮城分校北九州航空研修センターに所属する訓練機(「当該機」とする)は、 4月18日午前9時15分頃、 北九州空港から出発した。 搭乗者は40代の教官と20代の訓練生の2名であった。

当該機の飛行目的は訓練であり、 トラブル発生までは訓練生が操縦を行っていた。 離陸後は宇佐市の上空でエンジンの出力を100%に上げるなどして操縦感覚を養う訓練を行っていたところ、 航空管制を担当している築城基地に、 教官から「エンジンの出力があがらない。緊急着陸する」との無線通信があり、 10時2分頃に宇佐市松崎の畑に着陸した。 Flightradar24(フライトレーダー24)の記録によれば、 9時53分ごろには高度を下げ始めており、 10時1分にトランスポンダのスコークを7700に設定している。

不時着は教官の操縦によって行われた。 着陸後、乗員が自力で消防に通報した。

当初の予定では10時30分頃に北九州空港に戻る予定であった。

機体は不時着後に上下がひっくり返った状態になったが、 乗員の2名は軽傷(首の捻挫)であり、 命に別条はないという。
事故の調査
西暦2024年3月28日、 運輸安全委員会は「1年以内に調査を終えることが困難」であるとして、 途中経過を報告した。
これによると、 不時着のおよそ10分前にはエンジンの出力が100%から約60%に低下していた。 これは本来であれば飛行を継続できる出力であるが、 実際には高度を維持できなくなった。 また、不時着直前には後方から黒い煙が出ていたとの報告もある。