小窓
航空機事故詳細

作成日:2025/6/27

事故発生日:西暦2018年8月10日
便名:群馬県防災航空隊「はるな」(機体記号:JA200G)
機種:ベル 412EP
死者:乗員9人全員が死亡
状況:8月11日に開通を予定している登山道「ぐんま県境稜線トレイル」の確認視察のため、 前橋市ヘリポートを離陸した群馬県防災ヘリコプター「はるな」が、 群馬県と長野県の県境付近を飛行中に消息を絶ち、 直ちに航空自衛隊などが捜索を開始。
群馬県吾妻郡中之条町の横手山に「はるな」の機体と見られる物体を発見。 その後、航空自衛隊や群馬県警察本部などによる捜索隊により「はるな」が墜落していることを確認し、 本機に搭乗していた群馬県防災航空隊員4名並びに吾妻広域消防本部職員5名の合計9名を救出し収容したが、 11日になって9名全員の死亡が確認された。
事故の原因は、天候悪化で雲の中を飛行して地形を確認できなくなり、 機長が高度や姿勢を把握できなくなる「空間識失調」に陥り、 正常に操縦できなくなったことが原因と結論づけた。