小窓
航空機事故詳細

作成日:2025/6/26

事故発生日:西暦2002年6月26日
便名:全日本空輸 訓練機
機種:ボーイング 767-281(機体記号:JA8254)
死者:なし(乗員3人の内1人が負傷)
状況:沖縄県下地島空港でタッチアンドゴーの訓練中に、滑走路をオーバーランして滑走路東側の草地に止ったものの機体を大きく損傷した。
6月26日12時54分頃、 沖縄県の下地島空港で片方のジェットエンジンを止めた状態でのタッチアンドゴー訓練をしていた全日空のボーイング767-200型機が、 滑走路をオーバーランして滑走路東側の草地に突っ込み、 誘導路灯を破壊しながら停止した。 この事故を受けて下地島空港は滑走路を閉鎖した。
機体は尾部や両主翼先端などが破損し、 3人の乗員中乗員1名(訓練生)が頭部を負傷した。
その後の調査の結果、 事故機は胴体尾部のフレームが破断し、 外板にはひび割れが起きていた。 さらに両主翼の先端エルロンやAPUにも損傷を負った。 その結果、下地島空港での修理が困難と判断され解体されることになり、 ボーイング767型機の日本における初の全損事故扱いとなった。 なお当時、ボーイング767型機は767-300型への置き換えが進められており、 旧型である767-200型は退役しつつあった。