状況:福岡空港を離陸滑走中にエンジンが故障し離陸中断したが、
離陸決心速度を既に超過していたためオーバーラン、
空港に隣接する道路を横切り、
擱座・炎上した。
擱座した際の衝撃で、
右翼のランディング・ギア(着陸装置)が燃料タンクを貫通し、
機体は炎上した。
この事故で乗員15名・乗客260名の合わせて275名のうち3名が死亡し、
乗員2名・乗客16名の計18名が重傷、
91名が軽傷を負った。
また、救助活動や消火活動に従事していた消防士のうち53名が、
漏洩していたジェット燃料に長時間接触したことによる化学熱傷を負った。
西暦2024年12月現在、
日本国内で定期航空便が起こした最後の旅客死亡事故である。