状況:沖縄県の下地島空港で片方のエンジンを止めた状態での離陸訓練をしていた際に、
滑走路を逸脱し空港エプロン上で停止した。
事故機は機体各部を損傷し、
損傷した左主翼から燃料漏れを起こしたものの、
負傷者は出なかった。
西暦1988年9月30日付けで、航空事故調査委員会は本事故の原因を、
強い横風下で、
横風に対応する十分な訓練を受けていなかった練習生の操舵が的確でなかったため、
機体が左に急激に回頭し次いで左にロールして、
左翼端等を接地するに至ったためとし、
操縦教員が回復動作を行ったものの、
左翼端等が接地するまでの間が極めて短時間であったため奏功しなかった、
との航空事故調査報告書を発表した。
なお事故機は修理を受けて再び使用されたが、
西暦1998年に売却されている。