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航空機事故詳細

作成日:2025/9/10

事故発生日:西暦1985年2月19日
便名:イベリア航空 610便(機体記号:EC-DDU)
機種:ボーイング 727-256
死者:乗員7人乗客141人。合計148人全員が死亡。
状況:イベリア航空610便墜落事故とは、 西暦1985年2月19日にスペインの東部で発生した航空事故である。
アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港発ビルバオ空港行きのイベリア航空610便が、 ビルバオ空港進入時に地上のテレビアンテナに衝突し大破、 そのまま墜落し乗客乗員148人全員が死亡した。
事故の概略
イベリア航空610便はマドリード発ビルバオ行きの定期便として 西暦1985年2月19日午前8時47分にマドリードを離陸した。
ビルバオ空港の滑走路30へVOR/DMEを使用して進入を開始した。 管制塔の指示を受け、 高度7,000フィート5,000フィートでいったん水平飛行した後、 最低安全高度4,354フィート以下に降下した。 午前9時27分に高度3,356フィートで右旋回中に、 左主翼がオイス山の山頂にあった高さ100フィートのテレビアンテナに衝突した。 左主翼は衝撃で切り裂かれ機体は空港南東30kmの山中に墜落し大破し、 搭乗していた148人全員が死亡した。 残骸は一時間半以上炎上した。
事故原因
調査の結果、事故原因はパイロットの操縦ミスと判明した。 副操縦士が自動操縦を使って降下させ、 機長は高度を読み上げる代わりに高度警報をセットしていた。 しかし最低安全高度である4,300フィートに達した時に設定ミスか何かにより作動せず、 そのまま降下し続けた。その結果墜落に至ったと考えられる。

またパイロットが使用していた地図にはオイス山もその上に立っていたアンテナも記載されていなかった。