事故発生日:
西暦1980年6月12日
便名:エア・ウィスコンシン 965便
機種:フェアチャイルド SA226-TC メトロⅡ
死者:乗員2人乗客13人。合計15人中13人が死亡
状況:エア・ウィスコンシン965便墜落事故は、
西暦1980年6月12日に発生した航空事故である。
アップルトン国際空港発リンカーン空港行きだったエア・ウィスコンシン965便が、
リンカーン空港への着陸進入中に豪雨に遭遇した。
それにより両エンジンが
フレームアウトし、
パイロットはコントロールを失った。
機体はほぼ水平な姿勢で墜落し、
乗員乗客15人中13人が死亡した。
この事故はエア・ウィスコンシンが起こしたものとしては最悪の事故だった。
...
965便は12時45分にアップルトン国際空港を離陸した。
経由地のミネアポリス・セントポール国際空港には14時02分に到着し、
14時20分にリンカーン空港へ向け離陸した。
巡航高度の
12,000フィートを飛行中、
中程度の乱気流と雨雲に遭遇したため、
8,000フィート (2,400 m)まで降下した。
15時36分、
オマハレーダー進入管制が965便に
6,000フィートまでの降下を許可した。
降下中に965便は豪雨に遭遇し、
両エンジンが
フレームアウトした。
エンジンは再起動されたが、
パイロットは機体の姿勢を回復できずに、
機首を僅かに下げた状態で地表に激突した。
機体はバウンドし、
288フィート先の地表に再び激突し、
1,022フィート滑って停止した。