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航空機事故詳細

作成日:2025/8/27

事故発生日:西暦1980年6月12日
便名:エア・ウィスコンシン 965便
機種:フェアチャイルド SA226-TC メトロⅡ
死者:乗員2人乗客13人。合計15人中13人が死亡
状況:エア・ウィスコンシン965便墜落事故は、 西暦1980年6月12日に発生した航空事故である。
アップルトン国際空港発リンカーン空港行きだったエア・ウィスコンシン965便が、 リンカーン空港への着陸進入中に豪雨に遭遇した。 それにより両エンジンがフレームアウトし、 パイロットはコントロールを失った。 機体はほぼ水平な姿勢で墜落し、 乗員乗客15人中13人が死亡した。 この事故はエア・ウィスコンシンが起こしたものとしては最悪の事故だった。 ...
事故の経緯
965便は12時45分にアップルトン国際空港を離陸した。 経由地のミネアポリス・セントポール国際空港には14時02分に到着し、 14時20分にリンカーン空港へ向け離陸した。

巡航高度の12,000フィートを飛行中、 中程度の乱気流と雨雲に遭遇したため、 8,000フィート (2,400 m)まで降下した。 15時36分、 オマハレーダー進入管制が965便に6,000フィートまでの降下を許可した。 降下中に965便は豪雨に遭遇し、 両エンジンがフレームアウトした。 エンジンは再起動されたが、 パイロットは機体の姿勢を回復できずに、 機首を僅かに下げた状態で地表に激突した。 機体はバウンドし、 288フィート先の地表に再び激突し、 1,022フィート滑って停止した。
事故原因
西暦1980年12月9日、 国家運輸安全委員会(NTSB)は最終報告書を発行した。 報告書では管制官が激しい降雨を警告できなかったことが事故原因だと結論付けられた。 また、豪雨により機体に搭載されていたレーダーが正しい降雨量を測定できず、 パイロットは雨が激しい地域へ向かって飛行していることに気づかなかった。 加えて、豪雨により両エンジンが停止したとき、 パイロットはエンジンを再始動させるまでの間、 適切な飛行姿勢を維持できなかった。