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航空機事故詳細

作成日:2025/6/4

事故発生日:西暦1976年11月23日
便名:オリンピック航空 830便(機体記号:SX-BBR)
機種:日本航空機製造 YS-11A-500
死者:乗員乗客50人全員が死亡。
状況:オリンピック航空830便墜落事故は、 西暦1976年11月23日に発生した航空事故である。 エリニコン国際空港発コザニ・ナショナル空港行きだったオリンピック航空830便がギリシャのセルビア近くの山に衝突し墜落。乗員乗客50人全員が死亡した。 この事故は当時、ギリシャで2番目に死者数の多い事故となった。
830便は、エリニコン国際空港からコザニ・ナショナル空港へ向かう途中に、 ラリサ・ナショナル空港を経由する予定だった。 しかし、ラリサ空港付近の天候が悪化していたため、 パイロットは高度5,500フィートのままコザニ空港へ直行することに決めた。 事故機の最後の交信は9時45分に行われ、 コザニの南15海里地点を方位318度で飛行中との報告だった。 10時19分、管制官は830便から応答がなかったため、緊急事態を宣言した。 その後、830便がセルビア近くにある雲に覆われた標高4,265フィートの山に墜落したことが確認された。
事故原因として降下するタイミングが早かったことが挙げられた。 墜落時、830便は方位310度に向けて飛行していた。 最初に山と接触した後、 機体は再び浮揚したものの、 200mに渡り破片を散乱させながら丘に激突した。 墜落の衝撃で出火し、機体は全焼した。 事故当時、 標高3,000フィート以上の山々は雲で覆われていた。