状況:スパンタックス275便墜落事故は、
西暦1972年12月3日に発生した航空事故である。
テネリフェ・ノルテ空港発ミュンヘン・リーム空港(英語版)行きだったスパンタックス275便が離陸直後に制御を失い墜落。
乗員乗客155人全員が死亡した。
275便はスペインのテネリフェ島から西ドイツのミュンヘンへ向かうチャーター便だった。
現地時間5時30分、
148人の乗客はギリシャ籍のクルーズ船Jasonでテネリフェ・ノルテ空港へ到着した。
事故当時、空港には濃霧が発生しており、視界はほぼゼロだった。
6時45分、275便は滑走路30から離陸した。
高度
300フィートまでは正常に上昇したが、
突然機体は急旋回した。
機体は急速に高度を失い、
滑走路端から
1,050フィート地点に墜落した。
残骸から乗客の1人が救助されたが、病院へ搬送された後死亡した。
最終的に乗員乗客155人全員が死亡し、
事故当時においてはスペイン史上最悪の航空事故となった。
西暦2019年現在では、
スペイン史上3番目に最悪の航空事故であり、
同型機として最悪の事故となっている。
また、スパンタックスが起こした事故の中でも死者数が最多である。