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航空機事故詳細

作成日:2025/6/22

事故発生日:西暦1971年9月4日
便名:アラスカ航空 1866便(機体記号:N2969G)
機種:ボーイング 727-193
死者:乗員7人乗客104人、合計111人全員が死亡。
状況:アメリカ・アラスカ州アンカレッジ発同国・アラスカ州ジュノー経由同国・ワシントン州シアトル行きの1866便が、 経由地の州都ジュノーに着陸進入中、 空港の西約30Kmのチルカット山岳地帯の標高750mの渓谷の斜面に墜落した。 アラスカ州からワシントン州に向かっていた同機が経由地の州都ジュノーに着陸進入中、 空港の手前の山岳地帯の斜面に激突した。 この事故で乗員7名、乗客104名、計111名全員が死亡した。
航法装置の誤った指示により、 パイロットが実際よりも空港近くに来ていると誤認し降下を開始したことが事故原因とされたが、 具体的にどの計器が誤表示をしていたかは特定できなかった。 なお、事故当時、事故機のパイロットがこの空域に迷い込んだ小型機との交信を管制官から依頼されており、 そちらに気を取られて進入時に定められた手順のいくつかを省略した結果誤認に気付かなかったこと、 また、天候が悪く地上が視認できなかったことも重なった。 この事故によりアラスカ州では同年の航空機事故による犠牲者数が自動車による交通事故の犠牲者数を上回ったという。 また、アメリカ国内で発生した単独の航空事故としては、最多の死者数を更新する航空機事故となった。 死者には日本人乗客が1人含まれていた。