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航空機事故詳細

作成日:2025/6/22

事故発生日:西暦1971年7月3日
便名:東亜国内航空 63便 ばんだい号(機体記号:JA8764)
機種:日本航空機製造 YS-11A-217
死者:運航乗務員2人、客室乗務員2人、乗客64人合計68人全員が死亡。
状況:ばんだい号墜落事故は、 西暦1971年7月3日に函館空港(北海道函館市)に着陸直前であった東亜国内航空のYS-11旅客機が、 函館北方の横津岳(亀田郡七飯町)に墜落した航空事故。 乗客・乗員68人全員が死亡した。
事故原因については航空計器の誤読によるパイロットミスなど様々な説が唱えられたが、 確定されるまでには至らなかった。 ...
西暦1971年7月3日、東亜国内航空(日本エアシステムの前身)63便としてYS-11「ばんだい号」が丘珠空港(北海道札幌市)から函館空港に向かっていた。 函館空港上空周辺まで接近していたが、 18時5分頃の「函館レディオ、こちら東亜国内63便、函館上空高度6000フィート、ハイコーン(ハイステーション)で通知する」、 「着陸態勢に入ったら連絡する」と言う機長からの交信を最後に消息を絶った。 事故当時の空港周辺は風雨が強く、 着陸が可能な最低限の条件をかろうじて満たしている程度であった。 19時40分頃から海上保安庁と自衛隊による捜索が開始された。 悪天候により墜落地点が雲に覆われていたことや、 事故発生が夕刻を過ぎた時間帯だったことから墜落した機体の発見は遅れたが、 事故発生翌日の17時25分頃、 自衛隊のヘリコプターが横津岳の南西斜面(函館空港から北北西に17.6km離れている)で墜落した「ばんだい号」の機体を発見した。
事故調査によって正確な墜落時刻は18時10分頃であることが分かった。
この事故で機長・副操縦士・客室乗務員2名、乗客64名の計68名全員が死亡した。