状況:チリのサンティアゴ発パリ行きだった当該機は、
ペルーのリマ、エクアドルのキト、ベネズエラのカラカスを経由して、
仏領グアドループのポワンタピートル近郊のルレゼ空港に着陸予定だった。
着陸の承認を受ける前のキャプテンの「空港を視認している」という報告の2分後の20時32分、
空港の南南西約
12マイル(
約25キロメートル)のスフリエール山に墜落し、
非番の乗員3名と乗員11名を含む63名全員が死亡した。
原因は同じ島の別の町、
バステールをポワンタピートルの町と誤認したことによるパイロットミスとされたが、
事故機に搭載されていたフライト・レコーダーは必死の捜索にもかかわらず発見出来ず、
機体からも事故に直接結びつくような痕跡も確認出来なかったため、
十分な証拠も得られず、
断定は出来なかった。