状況:128便はロサンゼルス国際空港を東部標準時(以降同様)17時37分に出発し、
シンシナティまでは特に問題は発生していなかった。
当初の飛行計画ではシンシナティ空港の滑走路18(現:滑走路18C)へ
ILS方式で着陸する予定だったが、
着陸予定の滑走路の中央のマーカービーコンやグライドスロープ、
及び進入灯が使用不可になっていた。
こういった状況では本来は操縦士が滑走路を視認するまで
1,290フィートの最低アプローチ高度を維持する必要があった。
20時56分、128便はアウターマーカーを通過した事を報告し、
着陸許可が出た。
クルーは降下を開始し、
着陸時の最終チェックリストの確認を開始した。
しかし、着陸進入中に高度
875フィートに達した128便は、
滑走路18のセンターラインから
9,357フィート手前で、
429フィート右にズレた地点の木に激突した。
生存者の証言によるとその時の衝撃はハードランディングのようだったと例えられ、
そこから複数回バウンドした後最後の衝撃が続いたとしている。
128便は滑走路から
6,878フィート手前の森林で止まり、
そこで機体はバラバラになり炎に包まれた。
事故機に乗っていた82人の内、
60人は即死し、
事故後数日以内に更に10人が死亡した。
残りの12人(乗客10人乗客2人)は負傷したものの生存した。
生存者の一人によると事故機は目の前で崩壊し、
爆発する寸前に間一髪機体から降りて走って逃げたという。