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航空機事故詳細

作成日:2025/6/17

事故発生日:西暦1967年6月30日
便名:タイ国際航空 601便(機体記号:HS-TGI)
機種:シュド・アビアシオン SE-210 カラベル Ⅲ
死者:乗員7人乗客73人、合計80人の内24人が死亡。
状況:1967年6月30日、台湾・台北発英国領香港(当時)行きタイ国際航空601便シュドアビアシオンSE-210カラベル3(HS-TGI)が、 香港・啓徳国際空港へ着陸進入中、海上に墜落した。
この事故で乗員7名、乗客73名、計80名のうち乗客24名が死亡した。
事故機は台風による強い暴風雨の中をILSアプローチで進入中であった。 機長は地上物標を探すのに注意を裂かれており、 最低高度である415ftを割り込んで降下していることに気がつかなかった。 事故当時は副操縦士が操縦していたが、 グライドスロープを80ft下回ったとき、 急に機首方位を変更して、 そのまま高い降下率に陥り、 滑走路手前の海上に墜落した。
機長は、タイ国際航空が低視程時の進入について定めた「captain monitored」の手順を厳守せず、 アプローチを十分にモニターしなかった。 副操縦士は、最低高度以下に降下した後で操縦を誤って高度を喪失した。 高度の喪失にはダウンドラフトが関与したと推測された。 事故機は西暦1960年に製造された。
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