小窓
航空機事故詳細

作成日:2025/6/17

事故発生日:西暦1966年11月13日
便名:全日本空輸 533便(機体記号:JA8658)
機種:日本航空機製造 YS-11-111
死者:乗員5人乗客45人、合計50人全員が死亡
状況:松山空港への着陸に失敗したため、着陸復行したが瀬戸内海沖合に墜落。
西暦1966年11月13日、 大阪国際空港(伊丹空港)発松山空港行き全日空533便は、 午後5時45分出発予定だったが悪天候と航空券のオーバーセール(定員超過)により、 機種がフレンドシップから日本航空機製造YS-11(機体記号:JA8658)に変更され、 予定を1時間半余り遅れて伊丹空港を飛び立った。
松山空港(愛媛県松山市)へは同日午後6時35分到着予定だったが、 以上の遅れから午後8時半に到着し、 小雨が降る中で着陸態勢に入った。 同機は滑走路中央付近にいったん接地してすぐさま上昇に転じたが、 副操縦士のゴーアラウンドの無電を空港管制塔に残したまま、 午後8時32分に松山空港西方約2kmの海上に墜落した。 ...
二重遭難事故
事故から2日後の11月15日、 各方面のヘリコプターが遺体捜索を行っていたが、 松山空港北方の愛媛県北条市(現在は松山市)粟井沖において大阪府警のヘリコプター"あおぞら一号”(ベル47G2型機、機体記号JA7062)と全日空のヘリコプター(ベル47D1型機、JA7012)が正面衝突し、 双方の操縦士ら4名も犠牲になった。 双方とも捜索に集中するあまり気付くのが遅れたと見られている。 なお警察機関が導入したヘリコプターで初めての事故喪失であった。