状況:サンフランシスコ国際空港から東京国際空港へ向かっていた日本航空813便(ダグラス DC-8-33)の第1エンジンが離陸直後に爆発した。
パイロットは対岸のオークランド国際空港に緊急着陸を行い、
乗員乗客41人は全員無事だった。
爆発した第1エンジンは
西暦1965年8月に日本航空の東京工場でオーバーホールされたもので、
11月20日にJA8006に搭載され、
12月24日に運用に復帰した。
オーバーホールでは低圧コンプレッサーのトルクリングに疲労亀裂が見つかったため、
リングが交換されていた。
機長は40歳の日本人男性で、
DC-8のほかにコンベア880、
ダグラス DC-4、
ダグラス DC-6、
ダグラス DC-7での飛行資格があった。
総飛行時間は8,031時間で、
DC-8では909時間の経験があった。
この機長は後に日本航空351便ハイジャック事件にも巻き込まれた。