事故発生日:
西暦1963年8月17日
便名:藤田航空 臨時便(機体記号:JA6155)
機種:デ・ハビランド DH-114 ヘロン1B
死者:乗員3人乗客16人全員が死亡
状況:羽田空港と八丈島空港間に定期便を就航させていた藤田航空は、
浅草旅行会一行(全41名)の団体客輸送を依頼される。
定員15名ほどのデ・ハビランド DH.114 ヘロン型旅客機3機で八丈島空港から羽田空港へ向かったが、
1番機だけが到着しなかった。
懸命の捜査を行ったが見つからず、
遭難から3日目となる8月20日の午前8時55分、
八丈島空港から10km程離れた八丈富士8合目の雑木林に激突して炎上、
大破した状態で墜落していた1号機(JA6155)を発見した。
警察官や消防団などが墜落現場に駆け付けたが、
生存者は無く乗客16名・乗務員3名の合計19人全員が犠牲となった。
事故機は尾翼のみを残した状態でほとんど原型を留めていない状態であり、
墜落の衝撃や燃料による火災で機体はほぼ全焼していた。
最終的に事故原因を特定することは出来なかった。