状況:ノースウエスト航空705便墜落事故は、
西暦1963年2月12日に発生した航空事故である。
マイアミ国際空港離陸直後のノースウエスト航空705便(ボーイング720-051B)がエバーグレーズに墜落し、
乗員乗客43人全員が死亡した。
フロリダ州マイアミから出発する前に、
管制官が指示したコース上に乱気流があったため、
機長はコースの変更を求めたが拒絶された。
そのため、雷雨を伴う乱気流中を飛行していたが、
突風が上向きに来ると失速する危険があるため機首を下げて飛行したところ、
反対に下流気流に捕われて急降下してしまった。
そのため、機長は機体を引き起こそうとしたが、
設計運動速度を超過していたため昇降舵が吹き飛んだ。
これにより操縦不能に陥って錐揉み状態となり、
音速を突破して主翼が引き千切れ大地に激突した。