小窓
航空機事故詳細

作成日:2025/5/27

事故発生日:西暦1963年2月1日
便名:1) ミドル・イースト航空 265便(機体記号:OD-ADE)乗員3人乗客11人、合計14人全員死亡。
   2) トルコ空軍 訓練機(機体記号:CBK-28)乗員3人全員死亡
機種:1) ビッカース バイカウント754D
   2) ダグラス C-47A スカイトレイン

死者:両機の乗員乗客17人全員と地上の87人が死亡。
状況:1963年アンカラ空中衝突事故は、 西暦1963年2月1日にトルコ共和国アンカラ県アンカラ上空でエセンボーア国際空港へ着陸進入中であったミドル・イースト航空265便と、 エティメスグト空軍基地から離陸し訓練飛行を行っていたトルコ空軍のダグラス C-47が空中衝突した事故である。 この事故では両機の乗員乗客17人全員のほか地上にいた87人の計104人が死亡した。
キプロスのニコシアからトルコのアンカラにあるエセンボーア国際空港に着陸しようとしていたレバノンの旅客機が、 トルコ空軍の訓練機に追い付く形で空中衝突し空中分解、 市街地に墜落したため多くの住民も巻き込んだ。
事故原因は角度の関係で衝突の直前まで旅客機のパイロットがトルコ空軍機を視認出来なかった(コリジョンコース現象)が原因と推測されている。 また事故が発生した空域は民間機の航路と空軍の訓練空域が重複していたが、 軍民の航空管制の連携が行われていたことも一因であるとされた。