事故発生日:
西暦1962年11月27日
便名:ヴァリグ・ブラジル航空 810便(機体記号:PP-VJB)
機種:ボーイング 707-441
死者:乗員17人乗客80人、合計97人全員が死亡。
状況:ブラジルからアメリカに向かう旅客機が、
経由地のペルーのリマへの着陸進行中に進入高度が高すぎたため、
着陸復航を行ったが、
リマ郊外のインカ時代の遺跡近くにある山頂に激突し爆発炎上した。
事故機にはリマで行われるFAO地域総会に出席予定だったキューバの国立銀行総裁らキューバ政府高官と、
ペルーの農務大臣夫妻も乗り合わせていたが全員死亡した。
事故機は航路を逸脱していたが、
その原因は確定することは出来なかった。
夜明け前の暗闇の中を飛行中のパイロットが不正確な航法情報を基に飛行していたため、
航路を誤認し逸脱に気が付かなかったものと推定されている。