状況:
1960年ニューヨーク空中衝突事故は、
西暦1960年12月16日にアメリカ合衆国の国内線の旅客機2機がニューヨーク上空で衝突した航空事故(空中衝突)である。
この事故では、空中衝突事故を防止する航空管制が行われていたにもかかわらず、
事故を未然に防ぐことができなかった。
西暦1960年12月16日、ニューヨーク上空で2機の旅客機が空中衝突した。1機はシカゴからニューヨーク・アイドルワイルド空港(現在のジョン・F・ケネディ国際空港)に向かっていたユナイテッド航空(以下UAL)826便のDC-8-11(機体記号:N8013U、愛称:Mainliner Will Rogers)で乗員7名、乗客77名が搭乗していた。もう1機はオハイオ州デイトンを出発しオハイオ州コロンバスを経由してニューヨーク・ラガーディア空港に向かっていたトランス・ワールド航空(以下TWA)266便ロッキードL-1049スーパーコンステレーション(機体記号:N6907C、愛称:Star of Sicily)で乗員5名と乗客39名が搭乗していた。