状況:シカゴからノーフォークに向かっていた
アメリカ国内定期便が、
エンジンの防氷装置を作動させるのが遅れたため、
エンジン2基が着氷し停止。
さらにエンジンを再起動させるために暖かい低空に高度を下げたところ、
残りの2基も停止した。
全てのエンジンが停止したため、
パイロットは再起動のために急降下したが成功せず、
ようやく片側のエンジンの再起動に成功したものの、
今度は最大出力にしたことから非対称となり操縦が困難になった。
最期の瞬間にパイロットが機首上げしたために前進スピードがゼロになりボルチモア近郊に墜落炎上した。
機体には樹木が突き刺さった状態で発見された。
この事故を契機としてエンジンの再起動のために高度を下げるマニュアルが廃止され、
いかなる高度であっても正しい手順で再起動すれば成功すると改められた。