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航空機事故詳細

作成日:2025/6/13

事故発生日:西暦1953年5月2日
便名:英国海外航空 (BOAC) 783便(機体記号:G-ALYV)
機種:デ・ハビランド DH-106 コメット1
死者:乗員6人乗客37人、合計43人全員が死亡
状況:英国海外航空783便墜落事故は、 歴史上初めて発生した民間ジェット定期便の全損死亡事故(航空事故)である。
1953年5月2日、英国海外航空(BOAC)783便は、 シンガポールよりロンドンへ向かうフライトプランの下、 コメットMk.I(イギリス・デハビランド製ジェット4発旅客機、機体記号G-ALYV)によって運航されていた。 経由地であるインドカルカッタのダムダム空港をデリーへ向けて現地時間4時29分に離陸した。
離陸後、高度7,000フィート付近を上昇中に強い雷雲に突入して機体が空中分解し炎上、 カルカッタ北西約38 kmの西ベンガル地方ジャガロゴリ近郊へ墜落した。 この事故で乗員6名乗客37名の合計43名全員が犠牲となった。 この事故が商業路線に就航中のジェット旅客機としては世界初の航空事故となった。