小窓
航空機事故詳細

作成日:2025/6/9

事故発生日:西暦1932年2月27日
便名:日本航空輸送 白鳩号(機体記号:J-BCDO)
機種:ドルニエ ワール
ドルニエ Do J(Dornier Do J)は、 ドイツの高翼単葉の全金属製双発飛行艇。 クラウディウス・ドルニエの手により設計・開発が行われた。 初飛行は西暦1924年
ヴァール(Wal; ドイツ語で「鯨」。「ワール」とも表記)という愛称でもよく知られている。
死者:乗員5人全員が死亡
状況:大阪府の木津川飛行場(大阪府大阪市大正区にあった。大阪飛行場とも呼ばれた)から福岡県の名島水上飛行場(福岡県糟屋郡多々良村名島の多々良川河口付近(現在の福岡市東区名島)にあった水上機専用の水上飛行場)に向かっていた旅客飛行艇が、 吹雪による視界不良で迷い込んだ八幡市(現在の北九州市)郊外の河内貯水池(福岡県北九州市八幡東区の人造湖)に墜落。 乗客はいなかったが乗員全員が殉職した。
この事故の調査のために文部省航空評議会に事故調査委員会が設けられた。 調査の結果、機体は吹雪に耐え切れなくなり空中分解したことが判明した。 一連の経緯は事故調査に参加した寺田寅彦の随筆集に記述がある。