小窓
クライシュ族

作成日:2023/10/9

クライシュ族。ムハンマドの出身一族。メッカの大商人。

メッカの東方で遊牧生活を営んでいたクライシュ族は、 5世紀の末頃メッカを征服し、カーバ神殿の守護権を手にした。 その後、メッカに定住して商業活動を営むようになり、 ウマイヤ家やハーシム家など、有力な12の氏族に別れた。 ムハンマドはその中のハーシム家の出身であった。

ハーシム家と対抗していたウマイヤ家は、当初はムハンマドと敵対したが、 後に信者となり、 ウスマーンは第3代のカリフ(在位:西暦644年-西暦656年)となった。

またハーシム家の第4代カリフアリーと争ったウマイヤ家のムアーウィヤは、 以後はカリフの地位を継承することとなる。